昭和特撮映画列伝 「メカゴジラの逆襲」

【封切】１９７５年３月１５日

【時間】８３分（総天然色）

【製作】田中友幸　

【原作】関沢新一　福島正実

【脚本】高山由紀子　

【音楽】伊福部昭

【監督】本多猪四郎　中野昭慶

【配給】東宝

観客動員が史上最低のゴジラ映画となった。結果としては。

本多猪四郎監督によるリアルな描写。
伊福部昭氏による「初代」のゴジラテーマのアレンジ。
巻き返そうという意気込みと言うより、最期を看取る感満載。

チタノザウルスも割といい造形だったが中途半端な動き。
かなり動きづらかったみたいです。
アクターはレオの中の人・二家本辰巳氏

メカゴジラの攻撃シーンは中野特技監督本領発揮の派手さ。
これは意地を見せたなあって感じでした。

サイボーグとなる桂役の藍とも子氏。
ウルトラマンレオでＭＡＣの松木隊員として出演中。
第４０話「ＭＡＣ全滅！円盤は生物だった！」
で誕生パーティーやってもらってた人です。
その直後にシルバーブルーメに呑まれて殉職しますが。

父親・真船博士役は平田昭彦氏。
芹沢博士とは対局のマッドな博士を演じた。
９年後の１９８４年に復活することになった「ゴジラ」。
出演する予定だったが、公開の５ヶ月前に亡くなった。
結果的には本作がゴジラ映画のラスト出演となった。
（回想シーンなどの流用除く）

ラスト、海へ去っていくゴジラがアトラク用の着ぐるみ。
なんとも寂しい「昭和ゴジラ」の最後となった。