第9回発表会の2
浅草演芸場や鈴本演芸場などの寄席へ行くと、落語と落語の合間に気分を変えたり、緊張をほぐすために漫才やコントなど、いわゆる色物がはさみ込まれています。マジック、ものまねなどもそうですが、落語家さんがする紙切りも色物の一つです。お客様からのリクエストによりどんなものでもあっと言う間に切り絵にして見せます。そして、出来上がった切り絵をリクエストした人に惜しげもなく下さいます。
かめだ落語会の花子さんが今までに集めたものを第9回発表会のホールに展示してくれました。写真は、展示したものの一部です。よくまあ、集めたものです。寄席では、大きな声を出して、目立つような工夫をしながら受けてもらえるテーマを言わなければなりません。あまり難しいものは言わないとか、受けてもらいやすい時事ネタとか、コツがあるのだと思います。
お客様も、珍しい切り絵の前で「月の中にウサギさんがいる」等と言いながら、細かいところまで見入っていました。