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思考の流れの書きとめ、詩、随筆、覚書(Weblog)
と写真(Weblog以外のカテゴリー)

AMEBIC

2009-02-05 02:00:40 | Weblog
かつて
バイブルのように、
常に持ち歩いていた本がある


電車の中ではずっとその本だけを読んで、
読み終わったらすぐまた最初のページから読み始めた

紙のカバーをかけていたけど、少し雨に濡れたのもあって一ヶ月くらいでぼろぼろになって
他の本にかかっていた紙のカバーをかけたけど、それもまた一ヶ月くらいでぼろぼろになって
セレクトショップで見つけた、ラミネート加工で汚れに強いとかいうカラフルな花柄のブックカバーをかけた


それはいわば、せいしんあんていざいだった


理解しあえないこととか
どうにもならないこととか


他人から見たらきっとくだらないことで
宇宙から見たらきっとものすごいちっぽけなことで
歴史から見たらほんの一頁にも満たないことで


そんなどうでもいいことをいつまでもひきずってときにはおもいだすだけでかなしくなるかこのことでおもいなやむなにもないのにきゅうになにかにおそわれてなみだがとまらなくなる

そんな自分さえもなぜか愛することができた



冷静な自分 と 感情的な自分 の あいだ

そのふたつの折り合いが、
うまくつけられたが故かもしれない





そのバイブルを久しぶりに読んだ
精神的にそろそろやばいなと思ったから
でもあの時みたいに入り込めなかった文字が頭のなかを素通りしていった
もう十回いや二十回近く読んでいるからしょうがないのかなとも思ったけど何か違うものを感じた
あの頃この本を読んでいた自分と今この本を読んでいる自分の違い
感情的になることなんてない
吐き出すしかないような思いもない
何も溢れ出ない
言葉にならないもやもやが体のなかに蓄積していった
感情で文章を書くことができない
理性でしか文章を書けない
それはいいことなのかもしれないけれど悪いことなのかもしれない
あるものに対する自分の反応が変わるということ
それが進化を意味しているのか退化を意味しているのか
成長したといえるのかそれとも何か大切なものを失ってしまったのか
その失ったものさえ分からないなら
もうわたしは過去を把握することができない

用意されているものなんて何もない

2009-02-04 22:47:56 | Weblog
感覚を信じていいものか


イメージは簡単に崩れ去る
受け入れられないものが増えていく
選択肢が狭まっていく
自ら狭めているのだ



用意されているものなんて何もない



一体何に出会えるのだろう



ひとつひとつ手当たり次第に見ていったら
点と点が少しずつ繋がって
交錯した線になった

平面が見えてきた

立体になったとしたらどうだろう



もっと、世界を高いところから眺めることができるだろうか





根本から疑ってみたり
違うルートで進んでみたり
とりあえず流れに乗ってみたり
大切なものは忘れないようにしたり




深刻に考えすぎないようにしたい
だって死ぬわけじゃないんだし




21とかいう、
すげーいい年頃だし
色々楽しまなければならないことがある
考えなければいけないことがある
大切にしなきゃいけないことがある


これ以外にね





あるもの

2009-02-01 05:16:09 | Weblog
何が彼らをそうさせたのだろう
その行為を疑うことさえ知らない
何かを見つけようともがくがしかし
やり方自体が間違っているとしたらどうだろう





さいきんすこしたのしいことがあった



それがきっかけで歯車が狂ってしまった

強い意志を持ってやっていたはずだった
希望に溢れていたはずだった
自信に支えられていたはずだった


しかしそれは偽りだったのかもしれない


本気で笑えた瞬間からぼろぼろと化けの皮が剥がれていった
妙に苛立ちを覚えるが何に対してかは分からない
空白を埋めるべき言葉もない声もない

意志希望自信で塗り固められていた平穏が、何か根源的なものに触れてそれを保っていられなくなった

ぐらついた身体は、椅子に腰掛けることやベッドに横たわることを知らず、ただ立ち尽くしていただけだった



そしてなんとなく思い出していた
涙が止まらなくなるほどの感情や、ペンを持つ手が煩わしくなるくらいとめどなく溢れ出していた言葉を

また、その引き金となった あるものを
源であった あるものを
一生忘れることはないであろう
あるものを

肯定

2009-01-25 04:21:18 | Weblog
あんなに望んでいたことなのに、
今は想像することもできない



想像できないからといって
起こり得ないとは限らないけれど

でもこれはきっと
起こり得ないのだろう





かつて何度も望んだだろうか

それもとうに忘れてしまった



最初から、想像することは疎か望むことすらできていなかったかもしれない










「大地に忠実であれ」

とニーチェは言った



それはつまり、
理想の自分になれない現実の自分を、そのありのままの状況を肯定しろという意味ではなく、

理想の自分になれない現実の自分が、理想との間で葛藤している悩んでいるなんでなのどうしてなのどうしたらいいのもうどうしようもないけど足掻いたって変わらないけどでも納得できないけど前になんて進めるはずもなくてとりあえず時間を潰しているけどどうして愛されないのとかこれ以上があるだろうかとか何も見つけられないんじゃないかとか何も成し遂げることができないんじゃないかとかそれでもまあいっかあと言ってしまえたりそんなんやだと急に悲しみや焦りに襲われたり生きている意味あるのかなあとか生きていることに意味はあるのかなあとかもうなんかどうでもよくなってきちゃったりそれでも時々ふと我に返って過去の記憶とかよみがえってきてまた思考を重ねていくうちに一回出したはずの答えが怪しくなって疑わしくなってもう一度考えてみようなんて記憶を辿っているうちに憂鬱になってなんでこんなにもあの時間に縛られているんだろうと自己嫌悪に陥りつつもそのなかにあったほんの少しの煌めきを思い出して微かに笑みを浮かべて眠りにつくことさえも










肯定することなのだろう

幾度となく反復できることこそが真実だ

2009-01-24 00:16:48 | Weblog
もうあなたは忘れてしまっただろう
そんな、どこかに取り残された些細な言葉のひとかけらを
私が決して忘れないように


私が語ったことや、何となく呟いたことや、うけねらいで言ったことの
その内のひとつでも
あなたの記憶に残っていてくれたらいい





神にみまごう美しいものを
たったひとつつくりあげるより、


吐き気がするほど人間臭い
汗や血にまみれた不格好なものを
いくつでも無限につくりあげていくわ







絶えることはない









聞き流してくれて構わないけど
いつだって叫んでいるわ
だって無限に生まれてくるんだもの




その一片が
いつか耳に残って
一生忘れられないようにしてあげる

だから聞き流してくれて構わないわ







相反することを同時にやってのけた

そのような矛盾が
人を動かすのだ






何回あの場面を思い出しただろう
何回あの場面を思い出すだろう




幾度となく反復できることこそが真実だ

別次元の世界に存在する

2009-01-19 04:06:44 | Weblog
時々、過去の自分が別次元の世界に存在していたような感覚に襲われる













過去 と 今 が繋がらない感覚






















一貫して自分であるのだと言い聞かせるのに数分の時間を要する




関係性が変化することと
関係性が失われることの違いが分からなくなった



「その」関係性が、余りにも色濃かったから‥‥


今の関係性が一体何であるのか





関係性が変化した、或いはその一部が失われたことで

私という存在さえもほんの少しではあるが失われてしまったのだと考えることは妥当だろうか

数を数えていった

2009-01-14 06:53:19 | Weblog
過去は終わってしまったものだから
量や質で比べて 優劣を決めるよりも
今 ここにあるものを大事にしたい
たとえそれがほんの小さな石ころだとしても
きっとそれはこれから何にでもなり得るのよ
だって今ここに、あるんだから
何を思っているのだろう
伝わるだろうか
掛け替えのない時間を割いて
大切なことから下らないことまでを考える
もう縛られはしない
鍵をポケットにしまって
もっともっと遠くへ
この場所を、思い出せないくらいに
あの言葉を、口に出せないくらいに
あの日を、置いてけぼりにするくらいに

寝る時間を割いてまでできること

2009-01-11 02:54:01 | Weblog
世界を好きな角度から切り取って貼り付けた





やはりこれを、しなければならないよね






絶対に流されないという確信があった
が故に簡単に流された

流され得るのだということを
常に心に留めて置かなければならない

これでもかというくらいの力で打ち付けた芯は
動くわけないと思っていたのに
実際はぐらぐらだった






どんなことをやっていても
軸がぶれなければ大丈夫?



やはりこれを、やらなければいけない?





寝る時間を割いてまで
意味の浅い文章を書くことが
一体どんな意味を成すのか





しかし寝る時間を割いてまで
文章を書けるということ
そのことが
唯一の自信

手紙

2008-12-31 19:28:39 | Weblog
一年後、
これらを
全部捨てる


そう、決めた





これらは未だに吸収されてはいなかった


まだ学習すべきことがある
まだ復習すべきことがある






何も感じなくなるまで



そんなの知ってるよもう分かり過ぎるほど分かってるよ常に実行しているよそれはもう私の一部なんだよ

と、言えるまで





その地点まで、辿り着いてやる






得たものは、何だった?
失ったものは、何だった?


削られもした塗り付けられもした
浄化されもした吸収もした




こどものような無邪気な笑顔で差し出された乱雑な花束を、華麗に受け取ることができていただろうか











慕われる、愛される
その理由が、

内面からくるものであると
特別な存在であるからだと
信じたい











変えることができなかった
ある人の価値観を


一生を懸けてでも、変えてあげる
若しくは、後悔させてあげるんだ

求めるべきもの

2008-12-29 01:24:38 | Weblog
 求めるべきものが分からない



などということが、
今までにあっただろうか






意識した瞬間から心が読めなくなる


どちらの側の、人なのだろう




本質を見抜けないものなど、

要らないの








きっとこれじゃないんだろうなぁ