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《カクちゃんのブログ》  週末はゴルフ、ときどき名城100選巡り。 平日は、街中マーケティングと飲み屋さん巡り。

いつになっても上手くならない。同じ失敗の繰り返し。
だから忘れないように記録しましょう。

前立腺がん手術 術後50日 合併症

2018-03-21 00:25:36 | 前立腺がん
前立腺がんの全摘除術「ロボット支援下腹腔鏡手術」を
1月24日に受けて50日が経過した。

この手術は全身麻酔をした上で開腹し、前立腺と精嚢を
切除し膀胱と尿道を繋ぎ合わせる手術だ。
他の多くのがんと違って部分切除という選択肢はなく
基本的に全摘となる。

その理由は、臓器内に多発する性質があり微少ながん
細胞を取り残す可能性が高いからだ。
私の場合も摘出後の検査で、4箇所にがん細胞が見つ
かった。
また、小さな臓器であるため部分切除が困難であることや
全摘が生命に関わらないことも理由としてあげられている。

手術の際には、尿の排出を調整する筋肉と神経が傷付く
ことで尿道の締まりが悪くなり、尿失禁、勃起不全などの
合併症を伴うがロボットの利用でその低減が期待されている。

私の場合の尿失禁は、
・術後6日目に尿の管を抜き自然排尿が始まったが立って
 いるだけでポタポタと漏れてくる。
 尿漏れは外尿道括約筋を鍛える「骨盤底筋体操」(肛門を
 締める動き)によって改善が進むそうだが尿漏れパッドが
 離せない生活となった。
・術後20日目頃には200cc吸水の尿漏れパッドの使用は、
 日中で3~4枚となった。
 鼻をかむ、咳をする、歩く動きでも尿は漏れてしまうが
 座っている限り殆ど漏れることはない。
・術後30日目のゴルフは、ラウンド中で4枚使用。
・術後40日目、日中の使用は1~2枚となった。
・術後45日目のゴルフで、ラウンド中2枚使用。
・術後50日目、日中はほぼ1枚の使用で間に合うようになって
 きた。ゆっくりと歩けば漏れることはないが激しい動きを
 すると漏れてしまう。
  
担当医曰く、約半年で70%、1年で90%の人たちが改善している
そうだ。毎日の骨盤底筋体操の効果が出ているように感じる。

尿漏れパッドはいろいろ試してみたが、ライフリーの男性用
「さわやか うす型パッド」を装着感と消臭でオススメする。

勃起不全は、残念ながら50日目の現在も続いている。

前立腺がん手術 術後1週間

2018-01-31 11:43:08 | 前立腺がん
前立腺がんの治療のため、東京医科大学病院でロボット支援下
前立腺全摘除術を受けて1週間が経過した。

■術後1日目
 手術直後の経過観察のためにナースステション横の特別室で
 朝を迎え、一般病室への移動の準備が始まった。

 酸素マスクや肺血症予防のフットポンプが外され、全身を
 温かいタオルで拭いてくれた。
 腕には感染予防の点滴と腹には術後の廃液用の管、陰茎には
 排尿の管が付いた状態だ。
 傷口は腹帯が巻かれているために見えないが、腹を6箇所
 切られているため腹筋を使う動作をするとすこぶる痛い。
 起き上がる、笑う、咳き込む、鼻をかむことができない。

 看護婦さん二人に付き添われ、歩いて一般病室への道のり
 30mを移動した。話には聞いていたが術後直ぐに歩かされる
 と言う話は本当だった。

 ベットに横たわり、術後初めての水を口にする。美味い。
 術後1日目の目標はベットから立ち上がり歩くことが
 出来ることだ。痛みをこらえ病室がある12階のフロアーを
 ゆっくりと2周し、この日の目標を達成した。

 夜、傷口の痛みが増したため、痛み止の点滴を処方して
 もらい就寝した。
■術後2日目
 この日から点滴が外され食事が開始された。朝食はこれ以上
 米粒は細かくならないでしょうというくらいのお粥とスープ
 の流動食。味も何にも無い、間違っても美味しいとは言えない。
 痛みもだいぶ和らいできた。動かない限り痛みはほぼ無くなった。
■術後3日目
 傷口を押さえていたテープが剥がされた。初めて傷口を見た。
 ヘソ上縦に5cmの傷痕と左右2箇所に横1cm程の傷痕があった。
 摘除した前立腺は、直径5cmはあったので最小の傷口で
 済んだようだ。ロボット手術で有名な本病院でお世話に
 なって良かったと改めて思った。
 
 術後初めて排便も出来た。が、息張ることは腹筋を使うので
 息張りきれず、残便感が残った。
■術後4日目
 通常食となった。そして廃液用の管が腹から外された。
 外す時に痛みは無かったが、外した瞬間、腹に空気がシュッと
 入ってきた気がした。これでやっとお風呂が解禁になった。
 利用は予約制で時間は30分。身体には排尿の管がまだ付いて
 いるが、大分身軽になった。
■術後5日目
 傷口の痛みも和らぎ、早足で歩けるようになった。
■術後6日目
 陰茎よりやっと排尿の管が外された。抜くときにほんの少し
 痛みを伴ったが大したことはない。
 合わせて膀胱の機能確認の画像撮影も行われた。
 今日からは尿もれパッドを使い、排尿量と失禁量を2時間
 おきに排尿日誌につけていかなければならない。
■術後7日目
 全ての管が身体から外された朝は目覚めも良い。
 失禁量は昨日の最大330ccから今朝は10ccになった。
 前立腺全摘によっておしっこを我慢している時に使っている
 外尿道括約筋の機能が低下している。
 それによる初期の尿もれは仕方ない。が、骨盤底筋体操で
 筋肉を鍛えることで失禁はかなり改善されるようだ。

入院期間は2週間と言われているので、やっと折り返すことが
できた。残り1週間治療に専念し、空いた時間有意義に過ごしたい。

前立腺がん 入院2日目 手術

2018-01-26 12:30:04 | 前立腺がん
6時前には目が覚めた。
顔を洗い歯を磨きベッドに腰掛け看護婦さんを待った。
6:10に浣腸を行う。2~3分待ってとのことだったが
我慢できず直ぐトイレに駆け込んだ。
前日からの下剤でほぼ出しきっていた。

8:00に手術着に着替え、ふくらはぎサポーターを履く。
介護師から声が掛かり5階の手術フロアへ歩いて移動した。
前室には既に手術待ちの患者が7~8人いた。
手術用のキャップかぶり一番奥の手術室に入った。

手術室はテレビで見る手術室と全く同じ風景だった。
介護師、看護婦さん、ドクター、全部で10人はいた。
手術台に横になり様々な機器が身体につけられた。

2~3分で寝てしまいますよと言われ目が覚めた時には、
既に手術が終わり病室へ移動している途中だった。

先生曰く、前立腺に癒着があって摘出するのに手間取った
とのこと。たぶん、生検の時に熱が出て癒着したにでは
とのことだった。結果は5時間に及んだロボット支援下
前立腺全摘除術は、成功したようだ。
関係者の方々と妻に深く感謝する。

術後はナースステション横の病室に運ばれて2時間おきに
体温と血圧のチェック、不定期に点滴の交換。
担当看護婦さんの献身的な看護には本当に頭が下がる。
看護婦さんのまた来ますねの言葉にどれだけ安心させ
られたか。思わず息子の嫁にと思ってしまった。

痛み止の点滴も時々処方してもらい、術後からの長い
一日が終わり、翌日の朝を迎えた。

前立腺がん手術 入院 初日

2018-01-23 17:59:14 | 前立腺がん
東京も4年ぶりの大雪に見舞われた1月22日の翌日、
東京医科大学病院に前立腺がんの手術のために入院した。
自分自身、人生で初めての入院そして手術となる。

9:40に入院受付で必要書類の手続きを済ませ、東病棟12Fの
ナースステーションで担当の看護婦さんから本日並びに翌日
以降の診療計画の説明を受ける。

病室は差額負担が無い6人部屋、休憩所やトイレ、お風呂の
使い方、食事等、入院中の過ごし方等々。
その後、身長と体重測定、病室で採血と血圧を測定。
何故かしら上の血圧は90未満? 念のために左腕でも測定。
しかし変わらず88。異常も無いので、そのままスルーする。

今日の昼食まではきちんと食べられるが、昼以降は明後日
まで絶食となる。14時に2リットルの少し塩っ辛い下剤を
2時間かけて飲み干す。寝る前にも錠剤の下剤を服用しな
ければならない。これは感染症予防の処置だ。

その後は、薬剤師の方、介護師の方、主治医以外の先生方
から手術や治療に関する説明を受ける。
その度に同意書へのサインが求められ、今更ながら今どき
だなぁと思ってしまう。

17時に脱水症予防のための点滴と明日の手術のマーカーを
ヘソの下5cmに印を付けて入院初日のイベントは終了した。

まだ時間は18時前。タブレット、単行本も持ってきたし、
ベッド横にテレビはあるけれど、夜、ちゃんと眠れるか
どうかが、まずは心配な入院初日だ。