楽しかったーーー!
[あらすじ]
捜査一課で現場一筋の警部補・成瀬司(阿部寛)は、犯人逮捕のためには手段を選ばない鬼刑事で部下にも厳しく、
捜査を理由に一人娘・法子(見上愛)との約束も破ってしまうような仕事人間だった。
高齢者を狙った「アポ電強盗事件」が次々に発生する中、疑わしい人物を令状もなく捜査するといった強引な行動により、
彼は上司から異動を命じられる。刑事部内での異動だろうと軽く考える司だったが、
異動先は広報課の「音楽隊」だった。。
阿部寛 ・・・・・成瀬司 捜査一課→音楽隊:パーカッション
清野菜名 ・・・・来島春子 交通課:トランペット
高杉真宙 ・・・・北村裕司 自動車警ら隊:サックス
板橋駿谷 ・・・・国沢正志 自動車警ら隊:チューバ
モトーラ世里奈 ・・柏木美由紀 県警本部会計課:カラーガードリーダー
渋川清彦 ・・・・広岡達也 交通機動隊:パーカッション
酒向芳 ・・・・・警察音楽隊隊長兼指揮者
磯村勇斗 ・・・・捜査第一課巡査部長
六平直政 ・・・・警備補主任
岡部たかし ・・・捜査第一課長
光石研 ・・・・・県警本部長
見上愛 ・・・・・成瀬法子
倍賞美津子 ・・・成瀬幸子
高橋侃 ・・・・・西田優悟
「宝島」を演奏!『異動辞令は音楽隊!』本編映像
好きなシーンを(ネタバレあり)。
警ら隊だったり交通課だったりそれぞれ警察の仕事をしながら音楽隊を担う面々と
刑事一筋30年、正義感から高圧的ぎみになる成瀬は、理解し合えずそりが合わず。
捜査本部から刑事として完全に否定されたその夜、自宅の納屋で自暴自棄になったあと
しゃがみ込み咽び泣く成瀬の姿にも胸が痛くなりました。
(生簀に突っ込みずぶ濡れの阿部さん、とかテルマエオマージュ?!ククク)
漁港での演奏は成瀬はじめ皆グダグダで知事からも税金の無駄遣いだと言われ、
音楽隊もカラーガード隊もピリピリカリカリ。
(北村とカラーガード隊長とは連ドラだったらこの先付き合うんじゃ?)
大柄な阿部さんと渋川さんのウロウロっぷりにもニヤニヤ。
(成瀬の指導担当・広岡役の渋川さんもパンク好きだからか
成瀬にラフィンノーズを聞かせたりしてましたね。フフフ)
店に置き忘れた上着には警察手帳がポケットにあり
認知症の母親のことも重なり、激しい自己嫌悪に陥る成瀬。
春子は慰めます「音楽と同じですよ。音をミスっても周りがカバーしたらいいんです」
(いつの間にか納屋に戻していたのですね)和太鼓とトランペットで
「仲間との呼吸が大事」とセッションを。吹っ切れたような成瀬。
練習に向かう成瀬のルンルンさに泣けた、と阿部さん。
(練習所の教会では入口にかかる吸音材の卵紙パックカーテンも印象的)
ここから成瀬が練習に励み真摯に向き合い始め、その姿に
バンドを組んでいる娘ともセッションを通じて、
音楽隊とも謝罪をして丁寧に接することで、距離が縮まっていく。
娘たちとのセッションや
阿部さんの、相手にしっかり反応して演奏されているところも良き。
ハンコ作業にもついリズムを取ってしまうシーン。
私もそうだったのでニマニマしちゃいました。
序盤の「パプリカ」からも一体感を見せ上達。
「宝島」ではサックスソロを拭き終わって手ごたえを感じ、思わず、かな、照れ恥ずかしそうに
一礼をする北村役の高杉さんが素敵。
阿部さんはドラムだけでなく「威風堂々」ではシンバルも披露。
捜査一課も合同のキャンペーンで成瀬の一新した様子を見て
特に元相棒の坂本も、ここから変化をみせる。
序盤、強引に口を割らせようとした西田宅に訪問した時の成瀬と同じ形相。
終盤、パワハラだと投書で成瀬を告発したのは自分だと打ち明け泣き出す、このシーンでは
監督から“毛穴から”と感情をもっとと数テイクかけて撮ったと話していましたね。
そこへかける成瀬の言葉「お前は刑事で俺は音楽隊で、違うパートをセッションする。それでいいじゃないか」
グッときました。
「ラデツキー行進曲」をピエロ団が演奏。
西田をおとりにまたも捜査一課と音楽隊が協力してついに、犯人を捕らえる。
この大捕りものの動画がSNSで拡散され、知事もほくほくと褒めたたえると
音楽隊を廃止しようとした県警本部長も同調、廃止はなくなりました。
ノリノリでリズムをとる知事の手ぶりがコミカルで、このやりとりは踊る大捜査線をちょっと思い出したり。
定演の会場、トイレの鏡前で準備運動的に始めるスティックさばきが繊細で素晴らしい!
音楽への愛と成長が伺えます。
(ペーパータオル部分もシンバルに見立ててか叩いてます)
「音楽はどこでもやれる。そう君が教えてくれた」
と最後のセッションだと話す春子への言葉も素敵。
春子役の清野菜名さんはテクニックよりハートと監督に言われた通り
初登場シーンからトランペットのパーン!と弾けた音色を響かせ、堂々とした姿が輝いていました。
成瀬の背中越しに見える音楽隊そしてカラーガード隊も客席を盛り上げる、ドラムのフィンから始まる
「イン・ザ・ムード」で晴れ晴れと終幕となりました。
娘と母親も、皆笑顔に包まれて。
主題歌担当のOfficial髭男dismからサックス経験者でもある楢崎誠さんも出演。
凶悪な手口だった高齢者を狙ったアポ電強盗事件や
認知症の身内の面倒をみる子や孫、という様々な社会面もみせながら
ドラマチックに仕上がった映画でした。
[あらすじ]
捜査一課で現場一筋の警部補・成瀬司(阿部寛)は、犯人逮捕のためには手段を選ばない鬼刑事で部下にも厳しく、
捜査を理由に一人娘・法子(見上愛)との約束も破ってしまうような仕事人間だった。
高齢者を狙った「アポ電強盗事件」が次々に発生する中、疑わしい人物を令状もなく捜査するといった強引な行動により、
彼は上司から異動を命じられる。刑事部内での異動だろうと軽く考える司だったが、
異動先は広報課の「音楽隊」だった。。
阿部寛 ・・・・・成瀬司 捜査一課→音楽隊:パーカッション
清野菜名 ・・・・来島春子 交通課:トランペット
高杉真宙 ・・・・北村裕司 自動車警ら隊:サックス
板橋駿谷 ・・・・国沢正志 自動車警ら隊:チューバ
モトーラ世里奈 ・・柏木美由紀 県警本部会計課:カラーガードリーダー
渋川清彦 ・・・・広岡達也 交通機動隊:パーカッション
酒向芳 ・・・・・警察音楽隊隊長兼指揮者
磯村勇斗 ・・・・捜査第一課巡査部長
六平直政 ・・・・警備補主任
岡部たかし ・・・捜査第一課長
光石研 ・・・・・県警本部長
見上愛 ・・・・・成瀬法子
倍賞美津子 ・・・成瀬幸子
高橋侃 ・・・・・西田優悟
「宝島」を演奏!『異動辞令は音楽隊!』本編映像
好きなシーンを(ネタバレあり)。
警ら隊だったり交通課だったりそれぞれ警察の仕事をしながら音楽隊を担う面々と
刑事一筋30年、正義感から高圧的ぎみになる成瀬は、理解し合えずそりが合わず。
捜査本部から刑事として完全に否定されたその夜、自宅の納屋で自暴自棄になったあと
しゃがみ込み咽び泣く成瀬の姿にも胸が痛くなりました。
(生簀に突っ込みずぶ濡れの阿部さん、とかテルマエオマージュ?!ククク)
漁港での演奏は成瀬はじめ皆グダグダで知事からも税金の無駄遣いだと言われ、
音楽隊もカラーガード隊もピリピリカリカリ。
(北村とカラーガード隊長とは連ドラだったらこの先付き合うんじゃ?)
大柄な阿部さんと渋川さんのウロウロっぷりにもニヤニヤ。
(成瀬の指導担当・広岡役の渋川さんもパンク好きだからか
成瀬にラフィンノーズを聞かせたりしてましたね。フフフ)
店に置き忘れた上着には警察手帳がポケットにあり
認知症の母親のことも重なり、激しい自己嫌悪に陥る成瀬。
春子は慰めます「音楽と同じですよ。音をミスっても周りがカバーしたらいいんです」
(いつの間にか納屋に戻していたのですね)和太鼓とトランペットで
「仲間との呼吸が大事」とセッションを。吹っ切れたような成瀬。
練習に向かう成瀬のルンルンさに泣けた、と阿部さん。
(練習所の教会では入口にかかる吸音材の卵紙パックカーテンも印象的)
ここから成瀬が練習に励み真摯に向き合い始め、その姿に
バンドを組んでいる娘ともセッションを通じて、
音楽隊とも謝罪をして丁寧に接することで、距離が縮まっていく。
娘たちとのセッションや
阿部さんの、相手にしっかり反応して演奏されているところも良き。
ハンコ作業にもついリズムを取ってしまうシーン。
私もそうだったのでニマニマしちゃいました。
序盤の「パプリカ」からも一体感を見せ上達。
「宝島」ではサックスソロを拭き終わって手ごたえを感じ、思わず、かな、照れ恥ずかしそうに
一礼をする北村役の高杉さんが素敵。
阿部さんはドラムだけでなく「威風堂々」ではシンバルも披露。
捜査一課も合同のキャンペーンで成瀬の一新した様子を見て
特に元相棒の坂本も、ここから変化をみせる。
序盤、強引に口を割らせようとした西田宅に訪問した時の成瀬と同じ形相。
終盤、パワハラだと投書で成瀬を告発したのは自分だと打ち明け泣き出す、このシーンでは
監督から“毛穴から”と感情をもっとと数テイクかけて撮ったと話していましたね。
そこへかける成瀬の言葉「お前は刑事で俺は音楽隊で、違うパートをセッションする。それでいいじゃないか」
グッときました。
「ラデツキー行進曲」をピエロ団が演奏。
西田をおとりにまたも捜査一課と音楽隊が協力してついに、犯人を捕らえる。
この大捕りものの動画がSNSで拡散され、知事もほくほくと褒めたたえると
音楽隊を廃止しようとした県警本部長も同調、廃止はなくなりました。
ノリノリでリズムをとる知事の手ぶりがコミカルで、このやりとりは踊る大捜査線をちょっと思い出したり。
定演の会場、トイレの鏡前で準備運動的に始めるスティックさばきが繊細で素晴らしい!
音楽への愛と成長が伺えます。
(ペーパータオル部分もシンバルに見立ててか叩いてます)
「音楽はどこでもやれる。そう君が教えてくれた」
と最後のセッションだと話す春子への言葉も素敵。
春子役の清野菜名さんはテクニックよりハートと監督に言われた通り
初登場シーンからトランペットのパーン!と弾けた音色を響かせ、堂々とした姿が輝いていました。
成瀬の背中越しに見える音楽隊そしてカラーガード隊も客席を盛り上げる、ドラムのフィンから始まる
「イン・ザ・ムード」で晴れ晴れと終幕となりました。
娘と母親も、皆笑顔に包まれて。
主題歌担当のOfficial髭男dismからサックス経験者でもある楢崎誠さんも出演。
凶悪な手口だった高齢者を狙ったアポ電強盗事件や
認知症の身内の面倒をみる子や孫、という様々な社会面もみせながら
ドラマチックに仕上がった映画でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます