2021.01.17
明け方に、長~い夢を見た。
パンフでしか見たことのないような超豪華マンションのリビングルームに、大勢のお客。正月のような賑やかさ。
私はせっせと風呂を沸かしたり(こんなときに風呂にしたくというところが笑わせるけど)、料理が足りているか気にかけたりしている。くつろいでいる感覚はない。どうもホスト側の人間のようだ。
馴染みの家族や知り合いの名前が耳に入ってきて、「ああ、来てくれたんだ、よかった」「えっ、あの二人はどうなんだろう。久々に会って揉めなければいいけど」などと一喜一憂しているが、彼ら彼女らの姿を見ることはできない。その気がかりはそれぞれに、最近受信したLINEの内容に思い当たるものがあって、それもおかしい。
目に入るのは、どこにでもいそうな「親戚のおばさん」や「一族の長老」のような人たちで、すでに亡くなっている親類の誰かに似ているような・・・、そうではなく最近見たドラマの役者のような・・・。どちらにしても私にとって重要ではない人たちのようだ。
結局、会いたかった人たちは、名前が耳に入ってくるだけで、「会う」ことはできなかった。
その帰り道なのか(私はホスト側じゃなかったの?)、学生時代の友人と話しながら、小学生くらいの女の子を連れている。その子を家まで送っていく途中らしい。
友人は別れ際、その女の子に、「○○ちゃん、お母さんと一緒に△△おばさんのお墓参りに行ってあげてね」と話しかけている。
そうか、この子は実は今の母親の亡くなった妹の娘で、その出生の事情を知らずにいるんだ、と思い当たる。ドラマの見すぎかもしれない。
この友人は昔から、自分の尺度で気配り発言をして空気を乱すことが多かったけれど、人間は変わらないもんだ、などと思いつつ、彼女を見送る。
女の子の家の前で、私は話しかける、「おばちゃんと駅前でジュースを飲んでいこうか」。あの豪華マンションのリビングルームでジュースを勧めた私に「お母さんがジュースはダメって」と断ったのはこの子だった。
駅前のカフェのテラスで待たせて、私だけカウンターに行くと、そこは夏フェスのフードコートのような賑わいで、カウンターの中には宮藤官九郎の姿も見える。注文しようにも、なかなか声がとどかないもどかしさ。
そこで私はハッと思い当たる。誰もマスクしてないじゃないか! そうか、私もマスク無しだ!
慌てて紙袋の中を探すと、予備にもっていたはずのマスクはどれも泥まみれ。やっと見つけたと思ったら、それはきれいな白のソックス・・・。
慌ててテラスに戻ると、そこでは女の子が数人、椅子やテーブルを上手に使って歌ったり踊ったりしていて楽しそう。帰らなくちゃダメ、と言えずにただ見ているしかない私・・・。
そこで、夢は終わる。
(この女の子は、昨夜録画を見た『おもいでぽろぽろ』のタカ子ちゃんだったかも)
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/440407.html
そして、目覚めてから朝刊の一面を見て、今日が「阪神・淡路大震災」から26年目の日だと知る。
日常を奪ってしまう自然災害と、コロナの今。
「たたかう小学生」の後日談(コチラ)。
入浴中にママに尋ねる、「ママ、じいじのお葬式、行きたい?」。
ママはなんて答えたのだろう。
「でも、ママがコロナになっちゃったらって考えるだけで、怖くて涙が出るんだ。だから、『いいよ』って言えなくてごめんね」
ママは、この話はもうこれで終わりにしよう、と思ったそうだ。
泣くだけではなく、自分の言葉で気持ちを説明できて、えらかったね。
休日のはずなのに、いろいろ面倒なハプニングがあって、まだ「おうちスピッツの映画館」にたどり着けない。
今週には必ず・・・。
ダイジェスト映像が5分余り、と大サービス
スピッツ / 映画『スピッツ コンサート 2020 “猫ちぐらの夕べ”』ダイジェスト映像