平和な時代ならいいかもしれないけど…

●基地 　
　沖縄の普天間基地移設問題は、どこをめざしているんだろう（こういう他人事みたいな言い方しかできないことが恥ずかしいけど）。
　一週間のうちの何日か、テレ朝のたまちゃんのモーニングショーの最初の15分くらいを見てから出かけることがあるのだけれど（たまちゃんシンパなので）。
　この問題が取り上げられるたびに、鳥越さんが，
　「アメリカの言いなりになっていないで、日本国民はみんな基地なんかいらないって言ってるんだから、『そっち（アメリカ）でどうにかしてくださいよ』って言うべきなんだ」
　と何度も言うのを見ている。
　でも、司会もコメンテーターも、聞いてはいるけど、それについては何も反応しない。きっと言いようがないんだろうなと思う。
　鳥越さんやもっと上の世代で、安保ハンタイの活動をかつて通り過ぎてきた人は、きっと歯がゆくてどうしようもないのだろう。
　でも、１０年ごとの条約の自動延長についても７０年を最後にこの国では大きな抵抗運動もなくなってしまって、「だって、あれがあるから日本は安心していられるんだし」という空気がふつうに流れている。
　そうなのかもしれないし、そんなことはないのかもしれない。そのあたりはわからないのだけれど。
　だけど、基地は別にこの国を守るためにあるんじゃなくて、アメリカにとってココが極東で本当に重要な場所だから動こうとしないわけで。
　それにしても、ちょっとは期待してたのに、民主党。どんどん崩れるばかりです。
　アメリカで思いっ切り「バカにされてる」わが国の党首。あの言われようと、ちっとも反論しないメディアには、ちょっと悲しくもなる。
　でも、人柄？とかいっても、すべてに淡々を対応するあの人は、安定した平和な時代にはいいのかもしれないけど、こんなふうに問題山積みで国の行き先が定まらない今のような時代を切り開いていく能力はないのかもね。
　だからといって、じゃ、誰が？と言われると困るのですが。
　今頃になって「沖縄に行きます」って、遅すぎませんか？