2015.5.7(木)
生まれたばかりの緑色が周囲に急に増え始めて、外を歩くと目も胸も痛い。
この痛い感覚には、毎年必ず襲われて、こそばゆいような、うれしいような、でも正直言うと、少しだけ怖い思いを味わう。
自分の心や体の許容量を超えた美しさは、どこかやはり恐怖だ。・・・それでも胸が震える。不思議な新緑の、そして大好きな季節。
昨日は車ではなく歩きで周囲を探索。
住んで何十年になるけれど、歩いてみると、開発されたところとか、昔のままのところとかがあって、案外おもしろいエリア。緑も風もたっぷり。
海鮮丼の美味しいお店も発見して(休日のせいか、昼間から飲んで気分よさそうなみなさん)、数時間の充実な徒歩旅行だった。
性格的に、いくら人気スポットでも混雑したところや行列は苦手だし。どうにか手を尽くし策を講じて、人のいないときに訪ねたい・・・と画策しちゃうタイプ。
■松本隆トリビュート~「水中メガメ」がやっと・・・
http://www.barks.jp/news/?id=1000115292
作詞活動45周年トリビュート『風街であひませう』リリース。
これはすごい面子。作詞もオリジナルアーティストも、今回参加したアーティストも。
収録アーティスト&楽曲は以下のとおり。(曲順未定)
( )内はオリジナルアーティスト。
★安藤裕子 「ないものねだりのI Want You」
曲:筒美京平(C-C-B)
★小山田壮平&イエロートレイン 「SWEET MEMORIES」
曲:大村雅朗(松田聖子)
★草野マサムネ(スピッツ) 「水中メガネ」
曲:草野正宗(Chappie)
★クラムボン 「星間飛行」
曲:菅野よう子(ランカ・リー(中島愛))
★斉藤和義 「白いパラソル」
曲:財津和夫(松田聖子)
★手嶌葵 「風の谷のナウシカ」
曲:細野晴臣(安田成美)
★中納良恵(EGO-WRAPPIN’) 「探偵物語」
曲:大瀧詠一(薬師丸ひろ子)
★ハナレグミ 「Tシャツに口紅」
曲:大瀧詠一(ラッツ & スター)
★やくしまるえつこ 「はいからはくち」
曲:大瀧詠一(はっぴいえんど)
★YUKI 「卒業」
曲:筒美京平(斉藤由貴)
松本さんの作品をあげたらきりがないし、それぞれに「あの曲がない!」というのもあると思うけれど、ま、代表作の一部分ということで納得しなければ、トリビュート盤なんて企画は流れちゃうだろう。
YUKIちゃんの「卒業」や小山田壮平君の「SWEET MEMORIES」、あ、斉藤和義「白いパラソル」なんてどんなふうに聴こえてくるんだろう。
スピッツファンとしては、「水中メガネ」(草野マサムネ)がちゃんとした音源で聴ける・・・というのはうれしい。もうあきらめていたし。
1999年11月10日、渋谷のON AIR EASTでの「風待ミーティング」には参加できたのだが、フロアはいつものロックライブとは異なる大人の雰囲気が漂い、登場した草野マサムネは一ファンが見ていてもわかりすぎるくらいの緊張の面持ち。もう! こっちがなんで緊張しなくちゃいけないの!って当時心の中で文句言ってたなぁ。
(スピッツメンバーはいないし、出演者はココで示すように、大御所やら才能豊かなお歴々だし)
曲前のトークでも真城さんに「草野君なら大丈夫」と励まされるしまつ(笑)。
それでも「タイム・トラベル」は苦しそうながら(あの頃より今のほうが高い声が出ている気がする)も無事に歌いきっているけれど、「水中メガネ」は歌詞を間違えたり・・・、なんだか自信なさげ?
ライブの模様はテレビで放映されたけれど(YouTubeで見られる?)、案の定「水中メガネ」はカット。
この歌は、歌詞もメロディーも秀逸で、女の子の危うい心の中を歌った名曲だし、そういう意味ではChappieの作品で十分OKなのだけれど。でも作曲者自身のパフォーマンスがあったなら聴きたいと思うのがファン心理ってもんです(niconicoでときどき聴いて、ちゃんとした音源があればなあ、と思っていました)
これがいよいよ・・・と思うと、やはり期待は高まる。やっと・・・ですから。
考えたら、あのときすでに「ベストアルバム問題」は内部では持ち上がっていたわけで、あれから半年、春にシングル「ホタル」がリリースされるまで、「スピッツの新曲、いつになったら聴けるのかな。レコード会社とか移籍したらだいぶ先になっちゃうのかな」などど、ファンからしても、今の安定からは想像もできない不安な日々だったわけです。
それも案外おもしろかったけれど。
■ARABAKIのコレクターズ トリビュートライブの舞台裏
http://higemodern.exblog.jp/23973010/
これを読むと、あのライブは、お客さんにとって感動的だった以上に、あのときステージやステージ脇にいた現場の人たちにとってこその待望の場所だったことがわかる。
こんな愛を受けて、なんて幸福なバンドなんだろう。
■アジカンがスピッツをカバー?
アジカンのゴッチが「アジカンでスピッツのカヴァーするなら、グラスホッパーが良いなぁ」とツイートし、「8823は?」というファンの問いかけに、「ぐおー。そう言われると、8823もやりたくなりますねー」。
うーん、あんまり本気じゃないな(笑)
ちなみにVIVA LA ROCKでのことを知ったらしく、
「VIVA LA ROCKでスピッツの田村さんがアジカンT着てくださったという情報に感激しています。わーい。田村さんは地元静岡のパイセンなんですよー。実家が近い、多分。笑」
って。
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