2018.12.2 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
TOKYO FM
https://www.tfm.co.jp/manyuki/
導入は機内食のお話。
キウイのアレルギーが出始めた草野氏。
キウイ+りんご+ブドウのちょこっとずつのデザート。キウイだけをよけて食べたけど、あとで口の中がイガイガしだしたそうで。
草野「ちょこっと果汁がついててもダメなんですかね」
冬に南国のフルーツのアレルギーが出やすいそうで。
とくにフルーツにこだわりのない私がアレルギーには縁がなく・・・というのも申し訳ないような。
かわってあげたい・・・(笑)。
「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」(中原めいこさんだ)という中で、
「もう食べれるのはパパイアだけになってしまった、という悲しい今日この頃」らしい。かわいそうに。
今日のテーマは、「オーストラリアのロックバンドで漫遊記」。「オーストラリアはいまだ足を踏み入れたことのない憧れの大陸」と。
ロックに限らず、ビージーズ、エア・サプライ、カイリー・ミノーグなど、「オーストラリアにが有名なシンガーやアーティストが多い」。そのなかで、「オーストラリアのバンドを並べて聴いてみよう」と「なんとなく思った」んだそうだ。
オンエア曲
01 ヘビーメロウ(スピッツ)
02 Back In Black(AC/DC)
03 Are You Gonna Be My Girl(JET)
04 What You Need(INXS)
05 Hey, St. Peter(Flash & the Pan)
06 Lonesome Loser(Little River Band)
07 The Less I Know The Better(Tame Impala)
08 Butch & The Sundance Kid(Psysalia Psysalis Psyche)
漫遊前の一曲は、スピッツで「ヘビーメロウ」。
新曲でこんな歌詞を見せてくれる、だからスピッツファンをやめられない。爽やかめなサウンドの中で、ちょっとヘビーなギターソロと、ときどきはさまってくるベースの音もすてき。
最初の曲は、「オーストラリアのNO.1 バンドと言っても過言ではないでしょう」、AC/DCの代表曲、「Back In Black」(1980年、6th『Back In Black』)。
「オーストラリアのNO.1バンド!」、声に力がこもります(笑)。
「何と言っても魅力は、ギターリフで押しまくる!」、ZO-3でかっこいいリフを聴かせて、「ちょっとひっかかりましたが」(笑)。
「あとは、歌詞がとても下品なところ、ですかね。セレモニーとかでは絶対に演奏されない」
シドニーオリンピックの閉会式とかで出てこないかな、とちょっと期待したらしいけど、「歌詞を見れば、こりゃ無理だ!」。
「Back In Black」でいえば、「オレにはギャングの仲間がたくさんいるぜ、道あけろよ、おりゃー」みたいな、らしい。
草野「これこそ、チンピラのロック、いわゆるロックですねっ!」
言い切る、うれしそうな得意げな声(笑)。
でもメチャメチャ売れていて、マイケル・ジャクソンの『Thriller(スリラー)』、ピンク・フロイドの『The Dark Side of the Moon(狂気)』に次いで、AC/DCの『Back In Black』は世界で3番目に売れているアルバム(5000万枚!)だそうだ。
草野「2001年に来日したときにライブを見に行ったんですけど、最高にパワフルでかっこいいライブでした」
うーん、力強い言い方(笑)。
個人的なことを言えば、70年代後半に、冷静沈着、クレバーな知り合いの男子がなぜかこのバンドにはまって、熱い目で語っていたのが懐かしい。もっと聞きたかったよ。
そして次は、2003年デビューのJETで「Are You Gonna Be My Girl」(2003年、1st『Get Born』の先行シングル)。
日本では案外「知名度が高い」と。
この曲は、ダイノジの大地さんがエアギタ―の世界大会で優勝したときの楽曲だそうで、「聴いたら、ああ、あの曲って思う人も多いと思います」。たしかに・・・。
草野「このアルバムは全曲ロックのお手本みたいなカッコいい曲ばかりなので、ぜひ」
なんだか懐かしい粗っぽさがあって、JETを聴くと、こんな私でもいつもちょっと遠い目になる・・・。
草野「ちなみに、さっきのAC/DCはシドニーのバンドで、JETはメルボルンのバンドだそうです」
次は、「80年代にヒット曲を数多く出した」INXSで「What You Need」(1985年、5th『Listen Like Thieves』)。
アメリカのヒットチャート紹介番組といえば、『ベストヒットUSA』。スピッツメンバーの青春時代?
その頃、小林克也さんの口調で「インネックセ~ス!」とマネしていたとか。
よく言っているけれど、「80年代の洋楽のヒット曲は、オレ、大半が個人的に好きになれなかったんですよ。音がシャリシャリしていて、サウンドが浮ついているみたいで」。
そんななかで、INXSは数少ない「好きなバンド」だったそうだ。「ボーカルのマイケル・ハッチェンスがとにかくカッコいい!」
最後まで小林克也さんのマネでノッてるDJです。
INXS - What You Need
うーん、たしかにカッコいいかも。最期は突然・・・ということなんだけれど。
そして、Flash & the Panで「Hey, St. Peter」(1979年、『Flash and tge Pan』)。
Flash & the Panは、AC/DCのアンガス、マルコムのヤング兄弟の長兄ジョージ・ヤングとイージー・ビーツのハリー・ヴァンダが、1976年に結成したユニット。ジョージ・ヤングはAC/DCの初期のプロデュースもしていたとか。
草野「Flash & the Panはハードロックというよりポップな感じ」
「Hey, St. Peter」は、草野少年がロック大陸に上陸し始めた78年当時、福岡のラジオの洋楽ヒットチャートのトップテンに入っていたそうだ。エアチェックしていた思い出も。
エアチェックか~。そういう呼び方をしていたかは記憶に定かではないけれど、学生の頃、ラジカセを抱えていって休み時間に喫茶店の片隅でFMの音楽番組を録音したりしたなあ。『FM fan』の番組表にはオンエア曲が記載されていたから、お目当てのアーティストの名前とかが載っているとわざわざ。予約録音とかできなかった時代(笑)。欲しい音源をすべて購入することは学生の身では不可能だし。押し入れの段ボールに古いカセットが保管してあって、いつか見たら泣きたいくらい懐かしい曲目が書き込んであったっけ・・・。あ、すみません、話がそれました(-_-;)。
草野くんの実家にもカセットが残っているかもしれないそうで、「当時のRKB毎日放送のDJがイントロにのって曲紹介する声も録音されているかも」と。
ピアノとストリングスにのってちょっと賑やかな音たち・・・という感じ。
メッセージコーナー。
「ひそかにコレクションしているものは?」という問いに。
「もともと収集癖っていうのはないんだけどね」、だけど「好みの楽器の画像」をギターの通販サイトや楽器屋のHPから保存しているとか。
また、カッコいいギタリスト、例えば、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ、ザ・スミス時代のジョニー・マー、シン・リジィ時代のブライアン・ロバートソンらの画像を保存して、たまに眺めているとか。スピッツの画像を保存しているファン心理と似たようなもん??
草野「画像はかさばらないからいいね。あと、コレクションというほどでもないけど古い音楽雑誌は集めています」
あがり症のリスナーから「マサムネさん流緊張しない方法は?」という問い。ライブ歴30年以上になっても緊張して歌詞飛ばしちゃう人に質問するのはどうなの?という気もしますが(笑)。
あがり症っていうのは性格なので「治らないらしい」。で、いろいろ模索してきたそうで、
1 緊張していると視野が狭くなっているので、緊張している自分を客観視してみる。
2 身体の縮こまりをほぐすために深呼吸やストレッチ。
3 気合を入れたりすると、かえって緊張するので、「早く帰ってビールでも飲むか―」と気楽にとらえる。
うん、2はなんとなくわかる。ほかは、なかなか難しい・・・。
そして、「本国やアメリカでは人気があるのに、日本で知名度が低い、という典型的なバンド」、Little River Bandの「Lonesome Loser」(1979年、5th『First Under the Wire』)。
草野「ハーモニーがきれいなポップなバンド。最近のほうがロック度が高いというおもしろいバンド」
「Lonesome Loser」もハーモニーがきれいな楽曲。
Little River Band - Lonesome Loser
最後は、「古いバンドが続いたので新しめのバンドを」ということで、2008年デビューのTame Impalaの「The Less I Know The Better」(2015年、3rd『Currents』)。
草野「不思議な魅力のあるバンド。現代風サイケデリックバンド、というのかな。メロディーもポップで、哀愁を増幅させる残響感がいい感じ」
フジロックで初めて聴いてよかったよー、という知り合いの話をきいたことがあったっけ。
以下は、アルバム『Currents』収録曲の「Cause I'm A Man」のMV。
Tame Impala - 'Cause I'm A Man (Official Video)
草野「オ―ストラリア出身だからといって、特におおらかなサウンドだとは限らないなあ。当たり前ですけど、いろんなバンドがいる」
まだまだいいバンドがたくさんあると例にあげたのが、Midnight Oil、「うちの﨑ちゃんが好きな」Men at Work(あ、私もこれが取り上げられるかと思ってた)、「最近では」Wolfmotherがかっこいいそうです。
草野「カナダのバンドでやってみてもおもしろいかも」
そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
Psysalia Psysalis Psyche、通称「サイサリ」の「Butch & The Sundance Kid」(2008年、ミニアルバム『Psysalism』)。
2005年デビューのこのバンドのことを『TV Blos』で知って興味をもったそうで、この曲のダークな曲調の中にカウベルのファニーな音がはまっているのがいい!と。
こういうのを入れてみたいと思いつつ、「また実現していない」そうだ。
やっぱりソングライターの視点は、というか、「この人の視点」はおもしろい。
そして、来週は月一の「ワン アーティスト特集」ということで、「シン・リジィで漫遊記」。
草野「アイルランドを代表的するレジェンドバンド」
ハードロック、アイリッシュのロックという文脈で語られることが多い中で、「草野の独断で、シン・リジィはファンキーな曲こそが魅力的」という視点で曲を選んでくれるらしい。
以上です。読んでくださってありがとうございます。
machikoさんへ。
先週の「??」について、間違いを指摘したりしていませんよ~(笑)。
「蜜柑色の満月のもとで、まぼろしの物語を語ろう~一夜限りの絵空事~」だったんですね。
でも、この1992年4月25日のライブでの「事件」をラジオでメンバーが話しているのをココで書いています。
26年前です。気が遠くなるな・・・。
今日映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきました。
かけらさんはご覧になりましたか?
ブログに既に書かれていたらごめんなさいm(__)m
フレディが愛おしくなっちゃって。
メン・アット・ワーク懐かしい!
「80年代ヒットは音がシャリシャリで嫌い」だったんだ~、初耳です。
80年代ヒットをシャワーのように浴びてた私です。(私はマサムネと同い年。)
あ、クィーンは、兄が「グレイテストヒッツ」のレコードを持っていたのでカセットに録音させてもらってしょっちゅう聴いてましたので、ごくごく浅いファンでした。(←田村くんみたいやね。)
こんにちは!
周囲でも観た人が大勢いて、「もう観た?」「まだ?」と騒々しいです(笑)。
観ますよ、もう少しあとに・・・です。
感涙している知り合いもいて(笑)、彼らを避けて観てきます。楽しみです。
私は少し上なので、マサムネくんが60~70年代の洋楽の話をしてくれると、泣きたいほど懐かしくなります。
音楽は不思議ですね。
カセット・・・がすでに懐かしいですものね~。