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中国、新たな奨励外商投資産業目録を発表

2023-03-20 | 会社設立

2022年10月28日、中国国家発展改革委員会及び商務部は、「奨励外商投資産業目録(2022年版)」(以下「奨励目録」という)を公布しました。新たな奨励目録は、2023年1月1日より施行され、2021年1月に発効された2020年版奨励目録は同時廃止となります。

 

2022年版奨励目録は、2020年版奨励目録と同じく、「全国奨励外商投資産業目録」(以下「全国目録」という)及び「中西部地区外商投資優勢産業目録」」(以下「地区目録」という)の2部分に分けられています。2022年版奨励目録では、1,474項目が含まれ、2020年版から239項目が追加、167項目が修正されました。主な変更点は以下の通りです。

 

1、    製造業への外商投資を引き続き奨励

 

全国目録は、引き続き製造業への外商投資奨励を重点として、産業チェーン及びサプライチェーンを向上させます。そのうち、端末製品分野においては、航空地面設備、グロー放電質量分析計、透過型電子顕微鏡、工業用節水工事等の項目が追加・修正されました。部品分野においては、シールドマシンベアリング、自動運転関連基幹部品、高性能軽金属等の項目が追加・修正されました。原材料分野において、高純度電子化学品、高性能フォトレジスト、有機高分子材料等の項目が追加・修正されました。

 

2、    製造的サービス業への外商投資を引き続き奨励

 

全国目録は、サービス業と製造業の融和的発展を改定の主旨とします。そのうち、技術サービス分野において低炭素・環境保護・グリーン・省エネ・節水の先進的システムインテグレーション技術及びサービス、環境配慮型技術の開発及び応用、海上風電設備及び海洋新エネルギー設備の研究開発等の項目が追加されました。商業サービス分野において、引退した風力タービンブレード及び廃太陽光発電モジュールのリサイクル、従来エネルギーのクリーン運用、エンジニアリング建設及び技術サービス、言語サービス等の項目が追加・修正されました。

 

3、    外資区域のレイアウトを引き続き最適化

 

各地の労働力、特徴的な資源等の比較優位性を組み合わせ、中西部目録の奨励範囲を拡大します。人材の利点を最大限に活用し、江西、安徽、河南、貴州、甘粛、寧夏、広西等の省で労働集約型の加工貿易関連産業項目を追加します。従来の製造利点を最大限に活用し、重慶、四川、湖北、湖南、陝西等の省に機器製造アイテムを追加します。農業資源の利点に基づき、黒竜江、吉林、遼寧等の省で農畜産物の加工等の項目を追加します。国境沿いの輸出志向型経済発展のレベルを向上させ、チベット、新疆、雲南等の省で商業貿易、観光レジャー等の項目を追加します。資源型地域のグリーントランスフォーメーションを促進し、山西、内モンゴル等の省で関連項目を追加します。

 

「奨励目録」に該当する外商投資項目は、中国の法律、行政法規又は国務院の規定により税制、地域に関する優遇措置を享受することができます。

 

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