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ベトナムで外国投資企業(foreign invested enterprise)を設立するには 必要な基本の証明書

2024-01-29 | 会社設立

ベトナムで外国投資企業(FIE)を設立する第一歩は、投資プロジェクトの所在地の管轄当局に投資登録証明書(IRC)の申請及び取得を行うのがほとんどの場合です。ベトナム投資法規によると、外国投資家が定款資本金の50%以上を保有したり会社のパートナーの過半数が外国投資家のパー​​トナーシップ企業だったりする場合、投資登録証明書の申請・取得が必要となるとのことです。

 

一般的に、定款資本金又は株式の 50% 以下を保有する外国投資家は、ベトナム投資家と同じく投資登録証明書の申請が必要ありません。

 

石油加工、原子力発電所、ゴルフ場などの条件付き投資分野又はベトナムの社会や環境に重大な影響を与える大規模案件トへの投資は、原則として上級レベルの権限のある部門(例:国会、政府首相、省レベル人民委員会)の投資決定方針の申請の必要があります。

 

投資登録証明書に記入すべき情報は下記のとおりです。

 

  1. 投資家の情報(氏名、住所等)
  2. 投資プロジェクトの名称
  3. 投資プロジェクトのコード
  4. 事業実施場所、使用予定の土地の面積
  5. 投資プロジェクトの目標と規模
  6. 投資プロジェクトの投資資金(投資家による定款資本金・賃貸資本金)。
  7. 投資プロジェクトの運営期間
  8. 出資スケジュールと投資プロジェクトの段階スケジュールを明記する主要目標達成スケジュール包括する投資プロジェクト実施スケジュール。
  9. 投資優遇とサポート、およびその適用の根拠と条件 (ある場合)
  10. プロジェクトを実施する投資家に関する条件(ある場合)

 

投資登録証明書を取得した後、外国資本家は企業登録機関に企業登録証明書(ERC)の発行を申請・取得を行う必要があります。ベトナムで新しい事業体を設立しようとするすべての投資プロジェクトを行う際、企業登録証明書を申請しなければなりません。企業登録証明書の発行により外国投資企業はベトナムで法的適格となります。その後、必要に応じて資格証明書または許可証を申請することもあります。

 

 

 

企業登録証明書の内容は次のとおりです。

 

  1. 企業名称及び企業識別番号
  2. 企業の本社住所
  3. 下記に該当する人物の氏名、住所、国籍、身分証明書またはパスポート番号。

(1)    法定代理人(有限会社または株式会社の場合)

(2)     パートナー(パートナーシップの場合)

(3)    事業者(個人事業主の場合)

  1. 個人である各株主の氏名、住所、国籍、身分証明書またはパスポート番号。組織である各株主の氏名、企業登録番号および本店住所
  2. 定款資本金

 

各企業には唯一の識別番号があります。企業識別番号は企業の納税者識別番号でもあります。

 

投資登録証明書のサンプル:

企業登録証明書のサンプル:

 

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