今回から一時公開から削除されていた記事について再掲出します。内容を一部追加しましたので(N)の番号をつけました。(西武鉄道編から。)
私が自分のカメラで写真を撮りだす少し前、1952年のゴールデンウイークに趣味の先輩から借りたカメラで西武鉄道の車両を集中的に写しました。それを3回に分けてお見せします。
最初は池袋線から。 場所は全て保谷電車区で、4月29日撮影です。
1.モハ241形+クハ1241形の編成。車号は記録なし。
1928年製の製造当初はバランサー付きの広窓、ドア間クロスシート、全鋼製の優秀車でしたが、撮影時にはロングシートに改造されて保谷検車区に2編成が在籍していました。

2.モハ311形他編成。
モハ311形は主として第二次大戦中に被災した国電の50系、31系を復旧した車両で、撮影当時西武池袋線の311形は50系の種車に統一されているようでした。

3.モハ323号車は前の写真の車両と同じ張り上げ屋根車で311形でも私が一番好きなタイプでした。

4.311形の標準的な車両でクハ1311形とペアを組んでいました。

5.クハ1311形は311形の制御車に相当します。
写真の1318号車は国電のクハ65形の中で後にモハ63形等で本格的に採用された三段窓の試作車両3両の中の1両、クハ65188号車であった車両で譲渡された後、三段窓のままで使用されていました。

6.当時の西武鉄道の電車の写真は残念ながら全部モノクロです。
ところが、私は鉄道模型店「ロコモデル」で作ったHOゲージのモハ316+クハ1313号車を持っているので、その写真で撮影当時の西武線カラーを懐かしんでみましょう。

7.当時西武池袋線内で使用されていた電気機関車として、E42号車他を撮影してきました。
電気機関車の当時の塗色は池袋線内用は青色(空色)でした。

以上、回想の鉄道車両達(18)として記載して来た記事が一時消えていましたので一部増やして復活しました。
尚、折角の機会ですから1950年代に撮影した西武池袋線用車両から三枚を追加しておきます。
8.モハ231形他の4両編成。 1955年 保谷にて。
この形式は1928年、川崎車両で製造され、当初は2ドアのセミクロスシート車両でした。

9.クハ1231形、1236号車。 同上撮影。
この車両は1940年、木南車両で製造されました。

10. 車号不詳。 1952年、東長崎にて撮影。
西武鉄道では国鉄時代のモハ1形等の木電を購入、電装解除して制御車として使用していました。

尚、今回の補足により(109)(110)は削除します。
次回は西武新宿線車両の復活です。