９月になりました。
今月末のご予定はもうお決まりでしょうか？
小林桃子が外部出演いたします芝居、ぜひぜひ足をお運びくださいませ。
カン劇cockpit第８回公演
『変調・夏祭浪花鑑2015』
脚本：松本大志郎
演出：山本拓平
☆日時：９月２６日(土)１４時／１９時
２７日(日)１３時／１８時
（開場は開演の30分前です）
☆会場：芸術創造館
☆料金：３０００円（前売・当日とも）
歌舞伎の『夏祭浪速鑑』を題材にした、人情もの。
男も女もかっこいい……お話です。
チケットのお求めは
小林に直接メールをいただくか、このブログにコメントをお寄せください。件名に『チケット予約』と書いていただければ公開しませんので、本文に《お名前》《ご希望の日時》《メールアドレス》をご記入ください。こちらから改めて確認メールを送らせていただきます。
お待ちしてま～す
（by やぎ）
６月公演の舞台美術のメインは後ろの幕ですね。幕は去年１２月に１シーンだけ登場したグレーの幕を構成し直して再利用しました。
紐のような部分は、過去の公演で深緑に染めた布を細く裂き、それを三つ編みにしたもの。かなりの量だったので、みんなに協力を要請しました～協力ありがとう
そして茨が絡み合ってる風に縫い付けて、さらに着色して完成
ただペンキで描いた背景ではなく、布を接着して立体感を作ると、照明が当たったときに影が出て、いい感じになるんです。
この茨の前で、赤薔薇、白薔薇をモチーフにしたキャストが咲く、というイメージでした。
照明さんがとってもキレイに当ててくださって、感謝感謝です
照明の色によってこんな感じにも。
そして大道具は、玉座のみでシンプルな舞台。
大道具チーフのこにちゃん（左）と舞台美術のやぎ（右）です。
照明があたったら光るように、赤薔薇には金のスパンを
白薔薇には銀のスパンをつけました。
ラストシーンの薔薇（１枚目の写真）にはラメの入った塗料で着色しています。
衣装も色にこだわりましたが、大道具も衣装の赤と白が映えるように、グリーンをメインで使っています。
（by やぎ）
あっと言う間に９月になりました。夏休み終わっちゃいましたね～。
いやあ……約２ヶ月かかって……なんとか８月中に終了した衣装の『こだわりを紹介しようか☆☆』コーナーですが。
その衣装のこだわりは、今年の３月末、第１回目の衣装会議にて、チーフのやぎが「今回は赤、白、緑の３色しか使わない」「全ての衣装が薔薇をモチーフにしたデザインにすること」と言い出したことから始まりました。あの時のみんなの、きょとんとした反応が懐かしいです（笑）
そして、「今回は王冠、ティアラ以外で光ものを一切使わない」というこだわりも、「中世イギリス」をイメージしていた衣装班メンバーには衝撃の様子でした。
しかし。去年のド派手な王朝衣装とはまったく違ったものにしたかったんですね。シックで重厚感のある「イギリスらしさ」をどう表現できるかがポイントでした。
赤や緑はけっこういろんなバリエーションがあるけど、白を立体的に見せるのはなかなか難しかったかな。そしてそれは影としてグレーやシルバー、クリーム色などを使って表現してみました。
と、こんな風に。スタッフ作業のひとつをご紹介したわけなんですが。
もちろん、スタッフは衣装だけではありません。
どのスタッフにも共通して言えるのはすべては『愛』なところでしょうか。
作品や役者や演出や……そして何より、忙しい中、足を運んでくださるお客様への『愛』
小道具、衣装……ときたので、次回は舞台美術についてまたちらっとご紹介しますね。（続くんかいっ）
（by やぎ）
