会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

アステラス、24年3月期純利益97%減 新薬などで減損(日経より)

アステラス、24年3月期純利益97%減 新薬などで減損

アステラス製薬が、2024年3月期の純利益の予想を下方修正したという記事。

「アステラス製薬は12日、2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前の期比97%減の30億円になったと発表した。従来予想から550億円下方修正した。」

「神経系の希少疾患「フリードライヒ運動失調症」患者を対象とした治療薬候補「AT808」について資産価値を見直し、無形資産の減損損失約400億円を計上した。当初計画から開発が遅れていることや、競合薬の開発状況などを考慮した。

日本と欧州で販売している腎性貧血治療薬のエベレンゾについても競合薬が多く登場してきた結果、販売が低迷している。同治療薬の将来の販売計画を見直し、無形資産の減損損失約160億円を計上した。加えて、抗がん剤の開発計画の更新などに伴う条件付き対価に関わる公正価値の変動額約80億円も、その他の費用として計上した。」

膿は出してしまいたいが赤字一歩手前にとどめるというさじ加減は、テクニックが必要なのでしょう。

無形資産の減損損失 条件付対価に関わる公正価値変動額の計上 通期業績予想の修正について(アマテラス製薬)

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