会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「チャイナリスク」関連倒産 調査(速報値)(東京商工リサーチより)

「チャイナリスク」関連倒産 調査(速報値)

「チャイナリスク」(現地でのコスト高、労使問題、品質問題、反日問題から、中国経済減速による需要減まで含む幅広いもの)を原因とする企業倒産や実質破たんが増えているというレポート。

「世界第2位の経済大国に成長した中国。潜在的な市場が魅力だが、景気減速や商習慣の違いなど「チャイナリスク」が高まっている。2015年度上半期(4-9月)に「チャイナリスク」を要因とする企業倒産は40件(前年同期30件)発生し、前年同期に比べ1.3倍増だった。

また、倒産には集計されないが事業停止や破産準備中などの「実質破綻」は9件(同0件)。両者を合算したチャイナリスク関連破綻は上半期49件(同30件)と大幅に増加した。倒産企業は卸売業が25件と全体の62.5%を占めた。また、負債額別では10億円以上が10件(同1件)と急増、チャイナリスクは中堅規模に影響が広がっていることがわかった。」

原因別には、反日問題は収まったものの、コスト高によるものが30件で、全体の75.0%を占めています。

上場企業も・・・

「第一中央汽船や江守グループホールディングスなど上場企業を始め、負債10億円以上の増加が顕著で、チャイナリスクは体力の弱い小・零細企業から中堅クラス以上の企業にも広がっている。中国への依存度が高い企業は、規模に関係なく影響が直撃していることを示している。」

破たんには至っていませんが、リクシルやKDDIも、中国がらみで大きな損失を出しています。

目新しい情報はありませんが・・・

危険すぎる!中国進出で破綻&巨額損失の日本企業続出…現地人経営者の不正横行(Business Journal)

中国で日本人逮捕の衝撃!
天津大爆発に次いで日系企業を襲う「反スパイ法」の恐怖
(現代ビジネス)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事