「継続的専門研修制度に関する会則等の一部変更要綱」及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」の公表について(会員ページ)
日本公認会計士協会は、「継続的専門研修制度に関する会則等の一部変更要綱」を、2022年12月12日に公表しました。
協会では、「CPE制度の在り方検討プロジェクトチーム報告書」という報告書を2021年に公表(会員向け)していますが、今回の要綱では、その報告書を踏まえてCPE制度に係る会則・細則変更案を検討し、まとめたとのことです。「会計監査の在り方に関する懇談会(令和 3 事務年度)」の論点整理(2021 年 11 月)や金融審議会「公認会計士制度部会」からの報告(2022 年1月)の内容についても考慮しているそうです。
まず、「小数点以下の単位の導入」ということで、「1時間1単位から最小付与単位を 30 分間 0.5 単位として換算することも認める旨の変更を行う」そうです。従来あった端数切り上げはなくなります。
2023 年4月1日以降の集合研修・自己学習等から適用ですが、それまでに実施された研修や掲載されているCPE指定記事などについては経過措置があります。
不正な履修申告について、「会則に不適切な履修申告の禁止を規定し、研修細則において不適切な履修申告の態様を規定する」などの変更もあります。
「研修の免除・必要単位数軽減の範囲の見直し」、「監査法人の研修管理体制等の明確化」などの変更も検討されています。