「バンガードエンタープライズ」という海運会社が、国税局から約7年間で約8億円の所得隠しを指摘されていたという記事。パナマの実質的子会社をタックスヘイブン対策税制の対象から外していたそうです。
「関係者によると、同社はパナマの関係会社から船舶を借りて事業の一部を行っていた。関係会社の登記上の株主は、バンガード社と無関係の外国人名義で、同社は関係会社の所得を日本での税務申告で除外していた。
しかし、国税局が調査したところ、この関係会社の実質的な株主がバンガード社と判明。国税局は、関係会社を実質的な子会社と認定し、「タックスヘイブン対策税制」を適用して、関係会社の所得をバンガード社の所得とみなして課税したとされる。」
海運会社はタックスヘイブン対策税制やパナマの会社制度をよく知っているはずです。
「意図的に出資関係を隠し、同税制の適用を逃れた」とみられて、重加算税が課せられたようです。
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