財務省の佐川宣寿・理財局長を国税庁長官に充てる人事が正式に発表されたという記事。
「佐川氏は学校法人「森友学園」への国有地売却問題の担当局長として、国会での追及に「不当な働きかけはなく、記録も残っていない」などと答弁を繰り返し、情報公開に消極的な姿勢が批判を浴びた。野党からは「森友問題の功労者として『出世』させた」との指摘も出ており、税の徴収を担う国税庁のトップとして納税者の理解を得られるかが問われる。」
佐川理財局長「栄転」に波紋 与党からも「あしき前例」(朝日)
「国有地売却問題では、8億円の大幅値引きや安倍晋三首相の妻、昭恵氏の関与など数々の疑問が指摘された。佐川氏は連日のように答弁に立ったが、売却の経緯などの具体的な説明は避け、法令の説明などに終始する姿勢が目立った。
自由党の森ゆうこ氏は「首相を守るため、『ありえない』答弁を平然と繰り返して栄転された」と批判。与党の閣僚経験者も「事実に背を向けてでも、官邸の意向に従っていれば出世できるというあしき前例になる」と、起用した政府の姿勢を疑問視する。」
麻生財務相「佐川理財局長の長官起用は適材」(朝日)
ちょうどいいスローガンがあったので貼っておきます。

出所
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/about/news/20170703ash.html
森友問題で強弁の佐川氏を「徴税トップ」に据える官邸の鈍感(ダイヤモンドオンライン)
「国税庁長官人事は、「逃げ切ったら勝ち」と宣言したに等しい。徴税の長官に公平感覚に乏しい人物を据える。私たちは、こんな人に納税申告書を提出するのだ。」
「権力に寄り添った佐川氏は国税庁長官に出世し、弓を引いた前川氏は「出会い系バーに出入り」と人格攻撃まで受けた。
あまりにも分かりやすい「権力の身勝手」が自民党大敗という都議選の結果となって表れた。」