会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

グッドウィル:3年間で10億円所得隠し…10億円追徴へ

グッドウィル:3年間で10億円所得隠し…10億円追徴へ

「グッドウィル・グループ」と子会社などが、3年間で約10億円の所得隠しを税務調査で指摘されていたという記事。

「関係者によると、GWGは06年10月、自社が100%出資する「人材サービスファンド」などの複数の投資事業組合を通じ、人材派遣大手「クリスタル」(京都市)を買収した。しかし、国税局からは意図的に買収資金が水増しして支払われていると指摘され、所得隠しを認定されたという。」

当局の指摘どおり買収資金が水増しして支払われており、それが買収の対価として資産計上(連結決算上ののれんなどとして)されていれば、会計上も問題でしょう。もちろん、企業の価値としてどの金額が適正かを判断するのは難しいのですが・・・。

特別損失の発生及び平成20 年6 月期(第14 期)通期連結業績予想の修正に関するお知らせ(PDFファイル)

会社が22日に公表したところによると、「重加算税の主なものは、M&A 関連経費の負担の一部について指摘を受けたことによるもの」とのことです。また、22日には、グッドウィルの全事業廃止に伴う清算費用等として、のれんの減損約65 億円、清算に伴う損失見込額等約85 億円の発生見込みも公表しています。

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