金融庁及び公益財団法人財務会計基準機構(FASF)が事務局を務めるIFRS対応方針協議会は、サステナビリティ報告に関するIFRS財団の市中協議文書へのコメントレターを発出しました。
この協議文書では、IASBを傘下に置くIFRS財団がサステナビリティ報告にまで手を伸ばすことについて意見を求めていました。
提出されたコメントはこちらから。
↓
IFRS財団「サステナビリティ報告に関する市中協議文書」に対するコメント(FASF)
コメントの内容は...
「総論として、我々は、高品質な基準設定を通じた資本市場の透明性・効率性の向上という、IFRS 財団がこれまで果たしてきた役割を維持し、会計基準の開発に関するリソース(資金及び人材)に影響を与えないことを前提として、サステナビリティ報告に関する基準設定主体を新たに設置するという本市中協議文書の提案を歓迎し支持する。」
「FRS 財団がこれまで財務報告で果たしてきた役割や実績を踏まえると、サステナビリティ報告における主要な報告対象者は、投資家を中心とする資本市場の参加者、財務情報のその他の利用者とすべきである。その上で、重要性の範囲は、企業財務に与える影響、すなわち、シングル・マテリアリティを基本に考えるべきである。」
あくまで、投資家向けの情報の開示だということのようです。
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