最近の監査人交代事例です(2024年6月3日発表分)。
1.ヤマウラ(東証プライム)(同社の巨額横領事件については→当サイトの関連記事)
会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
誠栄有限責任監査法人→かがやき監査法人、の交代です。
継続期間の長さを理由にしています。
「上場以来の⾧期に亘り継続して当監査法人が監査をされてきたことから、上記 3.の理由により、新たにかがやき監査法人を会計監査人として選任するものであります。 」
かがやき監査法人を選任した理由は...
「監査等委員会がかがやき監査法人を会計監査人の候補者とした理由は、新たな視点での監査が期待できることに加えて、当社の事業規模に適した同監査法人の専門性、独立性、品質管理体制及び監査体制について検討を行った結果、適任であると判断したためであります。」
現監査人の就任年は、1993 年です。
なお、4月には、東証に「改善状況報告書」を提出しています。
東京証券取引所への「改善状況報告書」の提出に関するお知らせ(2024 年 4 月 12日)(PDFファイル)(再掲)
不正会計の概要、改善措置の実施状況などが説明されています。(不正発覚の場面では、会計監査人が活躍しているのですが...)
2.デ ー タ セ ク シ ョ ン(東証グロース)
会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
PwC Japan有限責任監査法人→Amaterasu有限責任監査法人、の交代です。
「当社の事業規模に適した会計監査人としての専門性、独立性、監査品質の確保、監査計画及び監査体制の適切性並びに監査費用の観点から総合的に勘案した結果」とのことです。
現監査人の就任年は、2018年です。