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国際公認職業会計士協会がグローバル管理会計原則(C)を日本で提供開始(国際公認職業会計士協会)

国際公認職業会計士協会がグローバル管理会計原則(C)を日本で提供開始

グローバル管理会計原則が日本で提供開始されたというプレスリリース。

国際公認職業会計士協会はAICPAの関連組織のようです。)

「優れた実務の指針となり、世界の管理会計に一貫性をもたらす世界初の普遍的な枠組みが日本語で入手可能となった。英国の勅許管理会計士協会(CIMA)および米国公認会計士協会(AICPA)の統一された声である国際公認職業会計士協会(Association of International Certified Professional Accountants、以下「協会」)は1日、ハイアットリージェンシー東京で開催された管理会計の優れた実務に関するCPEセミナーで、新たな日本語版のグローバル管理会計原則(Global Management Accounting Principles、GMAP)の提供開始を発表した。」

「東北大学会計大学院長、日本管理会計学会(JAMA)常務理事で日本版GMAPのプロジェクト・サブリーダーである青木雅明博士(教授)は「世界はテクノロジーおよび財務専門家の共通の実務を通じて一層繋がりを深めている。われわれの新時代に会計管理は極めて重要な役割を果たすと考える。この『原則』を日本に導入することで、われわれの財務機能を世界水準の実務に照らしベンチマークすることが可能となる。財務の専門家および事業の成功を支援するために、この無償のリソースの日本語版をここで入手が可能にすることができてうれしい」と述べた。」

Global Management Accounting Principles framework(CGMA)

日本語版(青木教授らが翻訳を担当しているようです)。

グローバル管理会計原則(CGMA)(PDFファイル)

原則の内容については、英語版が公表されたときに当サイトでも取り上げました。

当サイトの関連記事

米国公認会計士協会(AICPA)の最近の動向について(会計・監査ジャーナル)

「2011年5月、AICPAと英国のCIMAは、ジョイントベンチャーにより新しい管理会計資格であるグローバル勅許管理会計(CGMA:TheGlobalCharteredManagementAccountant)資格をスタートさせることを発表した。これは2つの協会が共同で運営する管理会計士資格であり、AICPAの会員のうち管理会計を専門とする会員及び英国のCIMAの会員を取り込むことを目的としている。

英国のCIMAは、世界168か国に約183,000人の会員がいる大規模な管理会計士協会で、主に、欧州、中東、アフリカ、アジアといった地域を中心に会員が分布している。AICPAは英国のCIMAと新しい資格を設立することで、米国における管理会計への認識の向上を図るとともに、大西洋をまたいだ共通の資格を設立することで、世界的に認知されるビジネス資格としてCGMAを発展させ、この分野における会員の取込みや影響力の強化を戦略的に見据えていると考えられる。CGMAの資格は、現在のところAICPAの会員と英国のCIMAの会員に認定され、その認定要件については、上記の表3のとおりとなっている。」

管理会計の分野でも主導権を握ろうというAICPAの戦略なのでしょう。
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