会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

会計にない6700万円、金庫に…自治労県本部(読売より)

会計にない6700万円、金庫に…自治労県本部

自治労の県本部で帳簿外の預金や出資金が見つかったという記事。

「全日本自治団体労働組合(自治労)埼玉県本部(さいたま市)で、会計上存在しないはずの預金や出資金計約6700万円があることがわかった。」

「同本部によると、この金は、金融機関への預金や中央労働金庫への出資金の形で分けられていた。いずれも同本部名義だが、決算には計上されていなかった。昨年夏、同本部が会計の透明化を図るため、資産や債務などを記録する複式簿記を導入しようと、職員が金庫を整理していて、通帳類を発見した。」

複式簿記であれば、さすがにこんな簿外資産は発生しないと思われます。

もちろん、複式簿記でも、架空の経費などを計上して裏金を作ることは可能ですが、そこまでいくと、不正の範ちゅうに入ります。

今回のケースでは、記事で引用されている組合のコメントによれば「私的流用はない」そうですから、それを信じるなら裏金などの不正ではないのでしょう。収支計算において、何らかの支出項目で処理して、そのまま管理外になってしまったことが考えられます。
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