会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「ITに対応した監査手続事例~事例で学ぶよくわかるITに対応した監査~」の公表(日本公認会計士協会)

IT委員会研究報告第40号「ITに対応した監査手続事例~事例で学ぶよくわかるITに対応した監査~」の公表について

日本公認会計士協会は、IT委員会研究報告第40号「ITに対応した監査手続事例~事例で学ぶよくわかるITに対応した監査~」を、2011年10月11日付で公表しました。

「特にITに関する監査人の理解の不足や、監査手続の不十分な実施の事例を想定し、監査人が実施するリスクの評価及び対応の際の留意点について検討を行い、会員の実務に資すると考えられるものをケーススタディとして取りまとめたもの」です。

取り上げている事例は以下の5つです。実例ではなく、協会から公表している各種文書を素材のヒントとして、IT委員会で創作したものだそうです。

ITを活用した業務プロセスについての監査人の理解が不十分だったために(製品売上早期計上と完成工事高架空計上を)発見できなかった事例

仕訳テストを実施しなかったために、架空循環取引に関わる不正な会計データを発見できなかった事例

・在庫管理システムのプログラムミスが原因で監査人が利用する管理資料が誤っていたために、滞留在庫や評価損を計上すべき在庫を発見できなかった事例

新規のITサービスについての理解が足りなかったために入手すべき監査証拠が不足して、売上の早期計上の発見ができなかった事例

・バナー広告の配信などのネットビジネスについての監査人の理解が不十分だったために架空売上の計上を発見できなかった事例

公認会計士協会がIT関連の監査事例集、不正取引からクラウドまでを紹介(ITpro)
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