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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

キーエンス、3年ぶりに通常決算に復帰のワケ(東洋経済より)

キーエンス、3年ぶりに通常決算に復帰のワケ
4期連続の変則決算から久々の12カ月決算へ


キーエンスの決算期変更と好業績を取り上げた記事。

「キーエンスは2014年度以降、1年間を3月21日~6月20日の3カ月決算と、6月21日~翌年3月20日の9カ月決算へと分割する変則決算を4期連続で繰り返してきた。」

「変則決算を繰り返してきた理由は法人減税だ。2015年度、2016年度と段階的に法人税は引き下げられてきたが、いずれも4月1日以降に始まる事業年度が対象。上場以来、3月21日から事業年度がスタートするキーエンスは、そのまま12カ月決算を維持した場合、減税のメリットを受ける時期がずれ込むことになる。

この遅れを避け、減税によるメリットを少しでも早く享受するために採られた策が先の変則決算だ。6月から新たに事業年度をスタートさせることで、その年度分は減税メリットを享受することができる。

今年度は税率の引き下げがないために事業年度を分割する必要がなく、通常の12カ月決算に復帰する。事業年度を4月1日始まりに変更することも考えられるが、多数の顧客と取引を行っていることから契約変更などに大きな手間がかかるため、そのような変更は考えていないという。」

3月21日から3月31日までの変則決算を一度やって、そのあとは、3月末を決算日とする通常決算を行う方法もありそうですが、実務的に2つの本決算日が近すぎて、無理があったのでしょう。また、決算日も変更したくなかったようです。

2016/04/27
事業年度の変更及びそれに伴う定款の一部変更に関するお知らせ
(キーエンス)
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