住友重機械労働組合連合会の元書記(60歳、名前から判断すると女性)が、同連合会から5千万円を横領したとして逮捕されたという記事。
「被害総額は業務上横領罪の公訴時効の成立分を除いても約6億4千万円に上るとみられる。」
「同課によると、18年1月に同連合会側が会計を点検した際、××容疑者が失踪。預金口座を確認して流用が発覚した。流用した資金は、競技馬術向けの馬6頭の飼育費や高級車の購入費などに使っていたという。
××容疑者は1982年から専従の形で同連合会の会計を担当していた。定期的な口座点検の際には同連合会の別の口座の資金で穴埋めするなどして、流用を隠蔽していたという。」
やはり、監査の教科書に書いてあるとおり、資金項目は同時にチェックしないといけないのでしょう。
会計士・監査法人が労働組合の監査を超低報酬で行う場合もあるようですが、最低限の手続はきちんとやらないと、まずいことになり得ます。
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