〈金融取材メモ〉止まらぬ「コロナ破産」 金融庁、信金・信組を集中点検 石破政権のアキレス腱か(記事冒頭のみ)
清算型処理の倒産が増えていて、信金・信組の健全性にしわ寄せが来そうだという記事。
「金融庁も無視できなくなってきた。新型コロナウイルス禍が明けても「コロナ破産」が止まらないからだ。メインバンクは銀行ではない。地域に根を張る信金・信組にしわ寄せが来る。石破茂政権のアキレス腱(けん)になりかねず重い腰を上げた。」
帝国データバンクのコメントによれば、原材料高に金利上昇が加わり倒産、特に清算型処理(破産や特別清算)の倒産が増えるのだそうです。
実績としても、2023年にコロナ破産が急増し、2024年は清算型処理の件数が9月までで7085件で、前年同期比19%増とのことです。
石和首相は金融相に対して「地域金融機関による金融仲介機能の一層の発揮と健全性の確保を後押しすること」を指示し、金融庁は信金・信組の健全性について集中的な点検を行っているそうです。
倒産の7割は個人事業主や零細企業(資本金1000万円未満)で、商店・飲食店、中小旅館・ホテルなどが多いそうです。