住信SBIネット銀行で、居住用の住宅ローンとして実行した融資が、実際には投資用不動産の購入に使われていた疑いがある例が見つかったという記事。
「不正流用された疑いがある住宅ローンは、同行の銀行代理店であるSBIマネープラザを通じた融資だった。住信SBIネット銀が2018年秋、返済が延滞している住宅ローンを調査したところ、不正の疑いがある物件が見つかった。
現在までの調査では、同行の行員や代理店の社員が不正に関与した例は見つかっていないという。借り入れ希望者自身の居住を前提とした住宅ローンは、入居状況によって返済原資である家賃収入が増減するアパート経営者や投資用不動産を購入する人向けの融資よりも、一般的に金利が低くなる傾向がある。今回は低金利での融資を狙い、意図的に目的を偽った可能性があるとみられる。」
同銀行の有報をみると、貸出金残高の内訳として住宅ローン残高が開示されています。住宅ローンの割合が高ければ、比較的安全な融資が多いと思うでしょうから、それなりに重要な開示なのでしょう。
それが、実態と合っていなかったということになれば虚偽記載になるのでは。
