ケンタッキー・フライドムービー

２２のエピソードからなる激烈バカ映画
俺の裏ベストでもあります。
「ブルース・ブラザーズ」や「サボテン・ブラザーズ」のジョン・ランディスが当時「ケンタッキー・フライド・シアター」というパロディ劇をやってたデヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー、ジム・エイブラハム （ＺＡＺ）と組んだ
禁断と幻のパロディ・スペクタクル巨編

「ZAZ」とはザッカー兄弟とジム・エイブラハムのユニットのことなんですが、彼らはこの後も似たようなパロディ映画を連発しています。
ＺＡＺといえば「フライング・ハイ」や「トップ・シークレット」
「裸の銃（ガン）を持つ男」なんか作ってますが、本作はその原点でありあの芸風はこの頃からしっかりボケまくってます。
途中、ジェリー・ザッカーがＺＡＺを外れて「ゴースト・ニューヨークの幻」を作った時は狂ったのか？と思いましたもん。
ジム・エイブラハムまで「悲しみよこんにちわ」なんて監督はじめてどうしたのよ？と落胆した直後「ホット・ショット」を発表。
そうこなくっちゃ。
そんな中、デヴィッド・ザッカーだけはバカ映画道を突き進み、最‘狂’絶叫計画までそのテイストを継承しております。
そんな彼らの原点である本作は1977年作品。
地方じゃゾンビの同時上映だったんだぜ！

当時の時事や話題や映画を徹底的にパロってるけど「アメリカン・ジョーク、わかんネーヨ！」という貴方も安心。
みうらじゅん監修の字幕、またはチャプターには各ギャグごとの解説もあるですよ。



ケンタッキー・フライド・ムービー

「トラ！トラ！トラ！」や「大地震」で使われた「センサラウンド」などの劇場体験型システムをパロった感じる映画や
ケンタッキー・フライド・チキンの油ギトギトを皮肉ったアルゴン石油
人権団体のアホらしさを表現した死者の権利を守る会
勇気ある男の絶対マネできないチャレンジ危険を求める男はハゲワラ！

ひょうきん族でいうところの「タケちゃんマン」にあたるかどうか知らんが、メインとなる長めのコントがある。
ドラゴン・イカレの鉄拳
これ、マジおすすめ！
燃えドラのパロディーだが本格的マーシャル・アーツ、頭の悪い展開、いい加減な音響効果。
そして、シックス・センスをはるかに凌ぐ驚天動地のどんでん返し！
とにかく一度は観て欲しい。

日本語吹き替えも豪華！
ボヤッキー　八名見乗二
ちびまる子ちゃんのおじいちゃんと言った方がわかりやすいか。　青野武
ジャッキーでお馴染み　石丸博也
バンキシャ　大塚芳忠
クレしんの青空侍こと屋良有作
特攻野郎Ａチームの通称フェイスマン　安原義人

もうすげぇメンバー！
面白くないわけがない。
テレ東感覚でどうぞ！
カリオカ！

主役はビッグ・ジム・スレイドだよね！