買ったら観やがれ!

集めに集めたDVDが溜まりまくり・・・
見てない作品も山ほどある。
そんじゃ、このブログで整理しましょうか。

マイ・ドッグ・スキップ

2005年11月02日 21時11分35秒 | ドラマ
ちょっとチラシの裏させてもらう。
まぁ読みとばしてくれ。

我が家も過去に犬を飼っていた。
物心ついた時からいた「ケンケン」
チキチキマシン猛レースに出てくる犬から命名。
センスいいな、父ちゃん!
まぁ、そんな事はどーでもいいのだが、このケンケン大好きだった。
ちょっと凶暴な犬でケンカっぱやく、よく吠える犬だったが番犬向きで幼少の俺は不安な事があるとずっとヤツのそばにいたし、ヤツも俺のそばから離れなかった。
内向的だった俺は幼稚園の友達よりケンケンが好きだったが、そのうち犬好きな子供とかが集ってきてしだいに友達も増えてきた。
俺は外で遊ぶようになったし、だんだん人とのつきあいもできるようになっていった。
ただ、不幸だったのはヤツは吠えすぎた。
新興住宅地に引っ越した我々家族にとって大問題だったのは近所からのクレームの嵐だった。
確かにしつけが悪いと言えばそうかもしれないが、それ以前の田舎では番犬にする為に吠えるようにしつけていた。
今さら無駄吠えをやめさせようとしても成犬になっていたヤツには無理だったので両親は悩んだ挙句、声帯を切除する手術を施す事を考え俺にその事を諭した。
俺は泣いて騒いで両親をなじり、ヤツと一緒にプチ家出を敢行!
隠れ場で半日泣きながら犬と一緒にいた。
結局夕方にはお腹が空いて帰ってきたわけだが、母親から「手術はやめる」と聞かされバンザイしたさ。
もう、ケンケンは喉を切らなくて済む!
これで安心できるハズだったが、問題である騒音問題は全く解決していないことを俺は考えてもみなかった。
ある日、幼稚園から帰ってきたらケンケンがいない!
どこを探してもいない!
俺は青ざめて両親に聞いた。
「ケンケンはどこにいるのさ?なんで今日はいないのさ?ケンケンをどうしたのさ?」
両親はゆっくりと説明した。

「あの犬はここではうるさすぎて飼う事ができなくなったんだ。 北海道の牧場でケンケンを是非欲しいという話があって、そこに行くことにしたんだよ。 そして犬にとってもそのほうが幸せなんだよ。 わかるな?」

わかるわけがない。
今となってもその日、何があったのかはわからない。
両親ともに今でもその事については口をつぐむ。
それについて責める気はない。
父ちゃんも母ちゃんも悩んでいたのだ。
何があったにせよ、突然ヤツは俺の前から姿を消し、二度と会うことはなかった。

いろんな事を駄犬から教えてもらったような気がする。
外に目を向けさせ、仲間を作る事を教えてくれたし、5歳の幼児に「生」や「死」について考えるきっかけを作ってくれた。

そんな事、すっかり忘れちまってたのだが、この映画みてフラッシュバックしちまったよ。


マイ・ドッグ・スキップ

<映像特典>

1.未公開シーン (約4分)
2.オリジナル劇場予告編

<音声特典>

1.ジェイ・ラッセル監督による音声解説
2.フランキー・ミューニースとアニマル・トレーナー、マチルダ・デキャグニーによる音声解説

舞台は1942年のミシシッピー州の田舎町。内気でいじめられっ子の少年ウィリー(フランキー・ミューニース)は、9歳の誕生日のプレゼントに母(ダイアン・レイン)からジャックラッセル・テリアの子犬スキップをプレゼントしてもらったことを機に、父への愛憎や淡い初恋などなど、さまざまな経験を積みながら少しずつ成長していく。
ウィリー・モリスが少年時代の思い出を記した全米ベストセラー小説を、ジェイ・ラッセル監督が映画化。孤独な少年と子犬の心の交流を、ノスタルジックな風景の中しみじみと描いていくヒューマンドラマの佳作。ウィリアム・ロス音楽の美しい調べの数々も素晴らしい。少年時代を回想するナレーターをハリー・コニック・Jr.が担当。(的田也寸志)


両親はケビン・ベーコンダイアン・レインってのが懐かしいな。
この映画の主人公も内向的ないじめられッ子だった。
誕生日にもらった子犬スキップとの日々を振り返りつつ、そこにあった数々のエピソードを散りばめて描く。
そこに当時はまだ根深かった人種問題や第二次世界大戦の傷跡をさらりと絡めつつ、すごく感動するような突出した作品ではないけれど、しみじみと観れるいい作品だった。
この映画は動物映画にありがちな「動物の愛くるしさ」を売りには全くしていない。
主人公はあくまでウィリー少年であり、愛犬を通じて得た少年時代の思い出を描いている。
なんちゅーか、俺もいろいろ思い出しちまって、ちょと泣けたよ。

まぁ、アレだ。
住宅事情があるから難しいかもだが、子供に犬を飼わせるという事は意外と重要なのかもしれんぞ。
子供には犬飼わせてみようぜ!
そんで、楽しい事も悲しい事も経験させてみた方がいいんじゃないか?
ケンケンとは悲しい別れをしたが、あの時の数々の経験は俺の中でも生きてると思うんだ。
たぶんね。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (29)
2005-11-02 21:46:52


 全 米 が 感 動 し た

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Unknown (たにりょ)
2005-11-02 23:21:58
上に同じ。

この映画も、昔話も。
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Unknown (開帳)
2005-11-03 00:00:54
チラシの裏如きにコメントありがとうございます。

おそらくこれ読んでる人も子供時代に飼ってたペットがいたと思う。

たまにはヤツらの事を思い出してあげてほしい。

そしてその頃の自分を振り返ってみるのも悪くはないと思うよ。

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Unknown (payday)
2005-11-03 01:55:56
この作品は俺の経験とも重なって泣けました。

HNにもしているペイデイ・・

1才にもならない柴犬でした・・・

桜の木の下に自分のジャンパーにくるみ

泣きながら埋めたのを今でも鮮明に思い出します。( ┰_┰)
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