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フォトログ~kageでひとりごと

季節感やシーンを思い浮かべていただけるような写真を徒然なるままに綴りたく思います。

冬の散歩道

2013年12月25日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

冬の散歩道
Nikon D800、AF-S 85mm 1.8G  SS=1/250、f2、ISO 3200 


Merry Christmasでございます。
ひさしぶりの更新です(;^_^A

10~12月半ばまで依頼撮影が忙しかったのですが、少し時間が出来ましたので
大阪まで散歩して来ました。

大阪の夜景はとても久しぶりです。
京都・神戸のライトアップと比べて派手で情緒が無いのであまり好きではないのですが・・・(笑)

今回は大阪、中之島のイルミネーション。

平日だった為かあまり人出も多くなく、楽しめました。
メインは大阪市中央公会堂に映し出される3Dマッピングなのですがそれを撮っても写真にならないので
スナップ中心。

家族連れの人、仕事帰りの人、恋人たち。

雨あがりの路面にも冬の色が映し出されていました。
冬の散歩道に輝く、ほのかな灯りをもとめて皆、それぞれの道を歩いていました。





Winter Lover
Nikon D800、AF-S 85mm 1.8G  SS=1/250、f2、ISO 3200

この日は雨が降ったり止んだり。
おかげで路面までイルミネーションが映り込んで煌めきを増していました。

冬の恋人たちがいっそう輝いているようでした。






もうすぐ2013年も終わり。
今年は皆さまにとってどんな年でしたでしょうか?

個人的には撮影の仕事が忙しくなってプライベートな写真を撮る機会が少なくなり
こうしてブログを更新する事もずいぶん減ってしまったのですが、忙しい事はいい事かなと
思い、また来年も心機一転励みたいと思います。

本年もご覧頂き、ありがとうございました。
それではみなさまも良いお正月をお過ごし下さいませ(^_^)

Dejavu~深紅の序章

2013年01月14日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

Dejavu~深紅の序章     

2013.1.1 兵庫県 新舞子  
Nikon F100、AF-S 70-200mm f2.8G ED VRII
Fujichrome Velvia 100 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)


こんばんは。いつもご覧頂きありがとうございます(^_^)

元旦の撮り始めはここ新舞子からです。

12月に2回来ましたが、干潟は綺麗でも人や鳥がおらず、しっくりきませんでした。

夜明けに雲がかかりましたが、少し遅れて初日の出のお出まし。
普段はカメラマンばかりですが、この日だけは小さい子から大人まで多くの方が集まってきます。

太陽が顔を出した瞬間、大きな歓声があがった。

僕も初日の出を拝みつつ、また今年も一年、頑張ろうと思いました。(すぐ忘れますが)


皆、ケータイやスマホで撮ったり。DSで撮ったり。
いろんな撮影の仕方があるもんだなぁ~、と感心。

朝陽を受けて染まる干潟に、写真が趣味ではなさそうな人々も皆、感動していました。 (。_。)ウンウン


干潟の全景ですが、やはり昨年より砂の部分が増えたなぁ~というのが印象です。
このままですと、あと10年したらもう撮れないんじゃないかと思っていますので、撮れる内に撮っておきます。

この日も結局、リバーサルフィルムでしか撮らなかったのですがまたこれまでとチョット違う色が出たかなぁ、
と思います。自己満足ですが・・・(笑)

相変わらずの写真ばかりですが、しばらくお付き合いの程よろしくお願い致します(^_^)

KOBE☆フィーバーナイト

2012年09月30日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

KOBE☆フィーバーナイト   Nikon D300、Ai Nikkor 50mm f1.4
F16、Bulb、ND8、多重露光・露光間フォーカス       

2012.8.04 みなとこうべ海上花火大会


1ヶ月ぶりの更新です・・・(;^_^A

前回に続いて神戸の花火ですが、夜8時以降はポートタワーが消灯してしまいますので、
個人的には夜景が物足りなくなります。

「制限時間30分!」にして、後半は殆ど花火を見ているだけだったりします(笑)

毎年、50mm単焦点1本しか持ってきていないのですが、来年はもうちょっと望遠も持ってこようかな~・・。

カラフルな玉ボケは海上の警備船の灯りを利用しました。

花火が始まる前に大船団でやって来て、花火が終わると一斉に去って行く。
いつも見ていて「綺麗だな~」と思っていたので今年はそれを利用しました。

写真的にはちょっと煩すぎる感がありますが、ゴージャス感は出たと思います(笑)

今年の神戸花火も楽しく過ごせました(^_^)

帰りの混雑さえなければもっと楽しいのですが・・・(笑)

KOBE☆ワンダーナイト

2012年08月25日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

KOBE☆ワンダーナイト   Nikon D300、Ai Nikkor 50mm f1.4
F16、Bulb、ND8、多重露光・露光間フォーカス、トリミング       

2012.8.04 みなとこうべ海上花火大会


残暑お見舞い申しまげます。
いつもご覧頂きありがとうございます(^_^)

今年も神戸の花火大会に行ってきました。

ここ数年はGANREFの皆さんと現地で合流して撮影するのが恒例となっており、僕が現地に着いたのは
夕方でしたがもう皆さん三脚もセットして準備万端。

再会を祝いつつ花火が打ち上がる前にビールで乾杯。
世間話をしながら時間を潰していると待ち時間もあっという間でした。

当日は風が割とあり、花火が左へと流れる今イチコンディション。

毎年同じアングルなので何か工夫は無いかと、花火が始まる前にセンターフォーカスフィルターを
試してみたが、絞り込む花火では余り効果も無く、使うのをやめました。
結局、例年どおりの撮り方に。

使うレンズも50mmのMFレンズ1本。
無限遠にしておけばピントは合うので花火の撮影はMFレンズが非常に楽です。

神戸の花火はバックの夜景がウリなのですが、午後8時になるとポートタワーも消灯してしまい
ますので前半がカギです。

MFレンズなのでピント合わせは楽ですが、露光間フォーカスと、黒うちわを駆使して何ともせわしない撮影。
う~ん・・・花火撮影って2年前から進歩してないような・・・(^▽^;)



(つづく)

(番外編) 天上の恋桜-

2012年08月05日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

天上の恋桜

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon D300、Ai Nikkor 24mm f2.8s


いつもご覧頂きありがとうございます(^_^)
長らく引っ張っていた今年の竹田城の桜、今回でやっと終わりです(笑)



フィルム2本を撮り終え、竹田城から降りているところでした。(仕事に行かないといけないし!)
ここまでまったくデジタルを使わないままだったのですが、途中のベンチでカップルに目が留まりました。

いつからか「天空のベンチ」と名付けられたベンチ。

普段は竹田城の登山に疲れた中高年の方(失礼)や、これまた撮影に疲れたカメラマンが座っている方が多いので
このベンチは撮らない事が多いのですがラッキーな事に若いカップルが。

大慌てでバッグからD300を取り出し、4、5枚ほど収めました。
二人が寄り添っていたのはほんの一瞬だったと思う。

持って来ておいて良かった・・。


近年、竹田城を訪れる人は増加の一方で、過去3年間で4倍になっていると聞きます。
カメラマンは以前からそこそこ多かったですが、一般の人は10倍位に増えているような感覚を受けます。

特に、若い女性の方が増えたように思います。
あたり一面雲海に包まれた竹田城の世界は、ロマンチックで女子の心をうっとりさせるのでしょう。

そこに「歴女」や「城ガール」「山ガール」も加わるので女子は増加の一方です(笑)

ただ、真夜中からスタンバイしている身としては、夜明け前の、一番撮りたい時間帯にぞろぞろと
人が登ってくるのは正直ツライです。

一人だけ、とか二人だけとかならシルエットで絵になるのですが、老若男女色とりどりのウェアで
入り乱れた竹田城は風情が無い・・・。

最近はニュースやメディアで取り上げられる事も多く、旅行会社のツアーで来られる方も多いそうです。

今年4~6月の「サザエさん」ではオープニングに竹田城が登場。
5月には「恋人の聖地」にも認定されました。
8月公開の高倉健・田中裕子主演、映画「あなたへ」でも竹田城でロケが行われました。



今年の秋の雲海シーズンは昨年以上に人で溢れかえるでしょうね・・(^_^;)
撮影を終えて駐車場に戻ってくると、渋滞の列にびっくりします。

以前のようにじっくりと、竹田城の刻々と変化する風景を写真に収めるのはすごく難しくなってしまいました。

でも、カメラマンの為にある場所では無いので仕方がありません。
もう2、3ヶ月もするとまた雲海シーズンですが、竹田城の上からは撮らないと思います。

そういう事を思ってみると、今年は念願の竹田城の桜を収める事が出来て本当に良かったと思います。
来年またこんないい条件に恵まれるとは限らないし、いい条件だったとしても人で溢れかえるだろうし・・・。

いろいろ考えながら、秋にはまた竹田城の雲海を追ってみたいと思います。

長らく竹田城の桜にお付き合い頂いてありがとうございました(^_^)

※季節はずれですいませんでした(笑)

天上桜、春の讃歌に-

2012年07月22日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

天上桜、春の讃歌に-

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon F5、AF-S 24-70mm f2.8G ED / Velvia50 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)


いつもご覧頂きありがとうございます。ぼちぼちと更新が出来つつります(^_^;)
まだ桜の写真ですが・・・(笑)


ふたつ前の記事の、もう少し朝陽が昇った時の1枚です。
これ以上陽が昇ると桜は白けますし、ND4ではちょっとコントロール出来ません。

遅れた来た人たちの為に場所を空けました。

真夜中に見た時は8分咲き程度に見えた桜も、春の陽に導かれて一気に花を咲かせたようでした。

朝陽を受けて輝く桜を眺めているとまだまだ日本にも美しい光景があったのかと実感させてくれました。

また来年運が良ければ違う角度からまたこの竹田城の桜を眺めていたいと思います。
多分、このアングルで撮る事は二度と無いと思いますが・・・(笑)



(次回、番外編で竹田城の桜を終わります)

天上桜~春色の宴に

2012年07月16日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

天上桜~春色の宴に  

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon F5、AF-S 24-70mm f2.8G ED / Velvia50 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)



いつもご覧頂きありがとうございます。なかなか更新出来なくてすみません(^_^;)
まだ桜の写真です(笑)


朝陽が昇るとともに雲海に動きが出てきましたので天守に登ってみました。

ちょうど天守から見えるこの方角の桜がとても綺麗なのですが、続々と登ってくる観光客と
遅刻カメラマンをかわしながらの撮影です。

もう少しだけ広く撮影したかったのですが、こう人が多くてはほぼ不可能で、
これより少しでもワイドに振ると人が入ってしまいます。

まともに逆光の場面。
リバーサルでオーバーに振って撮るのは勇気が要るのですが、まだ残り枚数に余裕があったので助かりました。
2本持ってきておいて良かった・・・



目の前に広がる、ピンク色に染められた桜と雲海がつくり出した光景は天上の世界そのものでした。




「荒城の月」より

春高楼(こうろう)の花の宴(えん)
巡(めぐ)る盃(さかずき)かげさして


(解釈)
春には、もとここにあった城の中で、にぎやかな花見の宴がはられたにちがいない。
はずむ声。笑い、そして酒をくみかわす盃。


「荒城の月」のモデルとなったのは大分県竹田市の岡城であって、
この竹田城ではないのですが、この歌の世界とよく合っているように思います。


戦国の世には、ここに櫓が立っていたので桜もこんなにたくさんは無かったと思いますが
当時も、桜を愛でながら春を祝う人々で賑わっていたのでしょう。

それはこの現世においても変わっておらず、
皆、桜の樹の下でお弁当を広げたり、城跡を散策したり、スケッチをしたり、写真を撮ったり。
思い思いに桜を楽しんでいたのでした。



(つづく)

雲上の一本桜-

2012年07月01日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

雲上の一本桜-  

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon F5、AF-S 24-70mm f2.8G ED / Velvia50 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)


いつもご覧頂きありがとうございます。なかなか更新出来なくてすみません(^_^;)
もう夏なのにまだ桜の写真です(笑)

前回の記事の写真を撮ったあと、いつもの天守址に登ってみました。



天守の麓に咲く一本の桜-

この桜もまた、去年は花をたくさん付ける事なく散ってしまった桜でしたが、
今年は元気に咲いてくれました。

雲海を眼下に見下ろしながら、朝陽と風の中で燦然と輝く姿に
こうして再会できた事がとても嬉しかったです。

皆さんもお気に入りの桜の樹があるかもしれません。

春になるとこうして忘れずに、花を咲かせて待っていてくれる桜というものは
やはり心に沁みるものがあります。



(つづく)

天上の桜~春あけぼのの世に-

2012年05月20日 23時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

天上の桜~春あけぼのの世に-


2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon F5、AF-S 24-70mm f2.8G ED / Velvia50 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)


こんばんは。いつもご覧頂きありがとうございます(^_^)

と言う訳で前回の続きです。


日が昇ると目の前には一面の雲海-

朝もやはともかく、春にここまでの雲海が出るのはとても珍しい。
二年ぶりの念願かなった、ひと時でした。


撮影ポジションをどこに取るかずいぶん悩んだのですが平日とは言え、日の出が近づくとともに
観光客や遅刻カメラマンが登ってくる事を計算していたので、それらをうまく隠せる構図を選びました。

ベタな構図ですが、1度は撮っておきたい光景。

こんなにドキドキしながらシャッターを切るのは風景写真では久しぶりです。
珍しくこの日はフィルムを2本用意していたのですが、このシーンで1本使い切りました。



風も無く、桜の向こうには紫に染まった春の海。霞む遠景の山々-


「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」

枕草子の、まさにその世界がこの現世に広がっていました。



(つづく)

エピローグ~天空の桜を求めて-

2012年05月13日 00時00分00秒 | 兵庫・大阪 photo

エピローグ~天空の桜を求めて-      

2012.4.18 兵庫県 竹田城址
Nikon F5、AF-S 24-70mm f2.8G ED / Velvia50 (ポジよりNikon COOLSCAN IV EDにてスキャン)




こんばんは。いつもご覧頂きありがとうございます(^_^)


4月18日早朝、今年最後の桜を締めくくるべく竹田城へと車を走らせました。

1年前-
竹田城の桜は満開を迎える事も無く鳥たちによって食べられてしまい、何とも寂しい姿でした。
写真を撮る事もなく下山した事が思い出されます。

そこで、朝来の千年家に行き先を変更し結果、「春夢(はるゆめ)の調べに-」が撮れたのでそれは
それで良かったのかもしれません。




あれから1年経ち、再び竹田城の桜に逢いに行きました。


三脚にカメラ・レンズ。それに、おやつ(笑)を背負って山を登り、
駐車場から15分程で竹田城の麓に到着しました。

城址に入ると、ライトを消しました。
先客がバルブ撮影をしている可能性もある為、ライトが邪魔になってはいけません。

殆ど月明かりもありませんでしたが、もう幾度となく登っていますので灯り無しでも歩けます。

息切れと、「今年の桜は無事だろうか?」という期待のような不安のような気持ちとで、
心臓がドキドキしていました。


闇に近いなか、城跡の桜を見ると8分咲きと入った所で幸い、鳥たちの被害も無いようでした。
撮影ポイントに付くと3名ほど先客が居ましたが、場所を確保する事が出来ました。





しばらくすると、「隣、よろしいですか?」と、聞き慣れた男性の声。

kage「やはり、来られましたか。」

竹田城撮影の重鎮、いかるが先生の声でした。

竹田城の麓のお寺の住職さんで、つい最近、竹田城の写真集第二集「但馬竹田城の幻影」が発行されたので宣伝しておきます(笑)
※第一集「雲上夢舞台」は既に完売ですので興味のある方はお早めに。

半年前、雲海の撮影でレンズが曇るのを防ぐ装置を教えて頂いたので、そのお礼を言い、
しばし話していましたがやがて夜が明けはじめた為、お互い撮影モードへとスイッチが切り替わりました。





秋と違って、春は出ても朝もや程度で、雲海まで発達する確率は低い。
まして桜が満開に近い状態で、となるとチャンスは2年に1回あるかないかです。

空には雲ひとつなく、予報とは裏腹に風も無い。湿度も十分。
これなら最低でも朝もやぐらいは出るだろう。

何より今年は桜が待っていてくれた-

徐々に夜が明けはじめ、黎明の空に映し出された桜のシルエットに、遠く三日月が見える。


ひさしぶりに、緊張しながら夜が明けるのを待ちました-



(つづく)