「鏡川早朝ウォーキング」見所・名所・史跡案内
~鏡川のいわれ~
市街地を貫流して、浦戸湾に注ぎます。元禄年間、この荒れる川を清め、
鎮めるため『影を映すこと鏡の如し』との祈りを込めて名付けられた。
① 天神大橋
元和8年(1622)、二代藩主忠義が廟に参詣のために架橋。旧称真如寺橋。
② 馬場弧蝶・島崎藤村の交歓の地
明治26年、明治学院の同窓生藤村が共立学校の弧蝶を訪れ、文学談義を交した。
③ 山内容堂・西郷隆盛(号は南州)会見の地
西郷は島津久光の命を受け、容堂の上洛を促すため。散田邸の敷地内で鏡川を
眺められる堤防上、物見座敷「此君亭」で開催された。結果、上洛の了解を得。
④ 旧山内家下屋敷長屋
山内家下屋敷の附属長屋として、慶応元年、豊範の時代に建築された。
公邸跡~詩・書をよくし、酒を好み歴代藩主の中でも逸話が多い。
⑥ 山内神社・・
山内神社の祭神は、維新に功績のあった十五代容堂と十六代豊範。
⑦ 土佐山内家宝物資料館
資料館は、山内家代々の遺物一万点余りを保管・展示している。
⑧ 水丁場
水防のための防衛組織。境界を示す石柱が今も3箇所残っている。
⑨ フランク・チャンピオンの碑
米人飛行士。大正6年高知市で航空ショーの飛行中、墜落死。
⑩ 日根野道場跡
日根野弁治が築屋敷に開いた小栗流道場。龍馬も14歳から修行を始める。
⑪ 水天宮
堤防内側一段低い場所にある為、河童のいたずら封じ、水難除けとして信仰。
⑫ 河田小龍寓居跡
土佐藩の絵師。ジョン万次郎口伝による「漂巽紀略」を山内容堂に献上。
⑬ センダン
花や実など四季折々に楽しめ、高知市の木に指定されている。
⑭ 石立大砲鋳造所跡
嘉永6年、藩が石立村鍋焼で大砲の鋳造所を造る。俗称「鍋焼」と呼ばれる。
⑮ 潮江天満宮
菅原道真公没後、嫡子菅原高視が遺品を御神体として、潮江天満宮を創建した。
⑯ 真如寺(曹洞宗)
一豊改宗後の菩提寺で一寺を建立。筆山の北の麓には山内家歴代の墓所あり。
⑰ 要法寺(法華宗)
一豊の土佐入国と共に滋賀県長浜から菩提寺として移された、一豊が改宗した為
二代目康豊が保護していた。野中兼山の位牌もこの寺には置かれている。
⑱ 天神のクスノキ
高さ25㍍、周囲7.5㍍、樹齢推定1000年とされる。高知市指定の文化財。
⑲ 築屋敷
藩の許可を得て、町民が自力で石垣を築き開発した片側町。
~ミカドアゲハ~
要法寺、潮江天満宮が生息地。オガタマノキがあり食樹に。国の天然記念物。
参考文献
鏡川小特集~土佐地域文化第5号2002年6月号
改訂版高知の城下町読本
龍馬を育てた道の小冊子(高知市観光課)
情報がてんこもり 「高知ファンクラブ」パート2 記事一覧はこちらから 高知ファンクラブへ