自宅のベランダからは、打ち上げ花火がちらりほらり。
数十メートル離れた高層マンションたちがヌリカベ状態で激しく見にくいのだけど、
遠くでお子達の興奮した叫び声が聞こえ、迫力は伝わる。
今日は海辺で、花火大会。
ひどく混むので行きはしないが、
ここ数年見てなかっただけに、嬉しさもひとしお。
しばらくバイトか稽古だったからさ。
朝からドライブに出掛けて
『疲れたなぁ』
なんて、贅沢な悩みを振りま . . . 本文を読む
いろんな人の劇評を読んでいると、
私の感想が他人と悉く真反対なことに気付く。
映画でも、舞台でも、観客は作品を何の先入観なしに観ているわけがなく、
人々の根底には、経験から得た知識や感情が存在するために、
抱く感想は異なるのは当然だ。しかし、最終的な判断としては「面白い」か「面白くない」か「どちらでもない」の3択に行き着くわけで、事細かな感想はそれまでの序章に過ぎない。
私の抱く感想も、序章の部 . . . 本文を読む
チョン・ジヒョン主演の『僕の彼女を紹介します』を観賞。
2時間にまとめすぎたせいか、
もしくは内容以上に時間が余ってしまい追加したのか、
とにかく唐突。
もっと一つ一つの話を丁寧に描いた方が、より面白かっただろうに。
細かい部分ではクスッとくる部分が多いだけに、残念だなぁ。
ふと医師の言った『生きる意志だ』という台詞に多少イラつきを感じながら、
いろんな事を思い出す。
この映画で涙を流した . . . 本文を読む
潮のにおいを感じる、海沿いのスポーツジムにて。
今日もひと泳ぎして、帰る途中だった。
小汚い自転車に、ビニール状の何かをわんさか乗っけて運転している小麦色の中年が。
背中にダンボールを引っ掛けて、のっそのっそとペダルを漕ぐ。
よくみれば、
「日本縦断9周目、東京日本橋」
と記してあるではないの!
彼がどのくらいの日数を消費してこの場所を通過してきたか知らないが、
9回目の試みで初めて出会えた . . . 本文を読む
「お父さん、って呼んで!」
ご近所のお子達が、幼き弟たちを巻き込んでの大おままごと大会。
お父さん気取りの『おはよう』ボーイは、自分の家がそうなのか、仕切りたい放題。
僕:「『お父さん、何?』って聞いて!」
嬢:「お父さん、何?お父さん、何?」
僕:「今から電話するけん、話してね」
嬢:「わかった。」
(妻の自転車に乗り込み、10メートルほど離れる)
僕:「もしもし?もしも~し?」
嬢:「もし . . . 本文を読む
一つの嘘の周りには、約三十の嘘があると思え。
『約三十の嘘』
原作、土田英生(劇団MONO)。
集団詐欺をして儲けた金が消えた。仲間の中に、犯人が居る?…誰だあ!
という話。
映像のつながりに多少の違和感を感じつつも、楽しんで鑑賞。
笑えない喜劇を書け。
『笑の大学』
三谷幸喜の戯曲を映画化。
検閲の厳しかった戦時下、喜劇上演を目指して検閲官と座付き作家が繰り広げる7日間のバトル。
ゴロー . . . 本文を読む
gooにてブログを始めて、今日で1年。
去年の今頃、
試験真っ最中なくせにPCいじってたのかと思うと、
落とした単位の数に、
顔向けできない。
同じく、
去年の今頃。
デデューの演技に涙し、
今年の今頃、
やっぱりデデューの演技に涙した。
(水面からふと見せる、あの表情が心打たれるのだ)
そんな、涙もろい20代前半。
よく続けたよ、ぶろぐちゃん。
というわけで次回は、
『約三十の嘘』 . . . 本文を読む
今日は、無性に会いたくて、恋しくてしょうがなくて。
脱力感満載の土曜日に、太陽は似合わないぜ。
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夜。
NHKで『ガン漂流』の作者、奥山貴宏氏のドキュメンタリー番組を見る。
正直なところ。
こうして生きていた頃の様子が映像に残っていることが、羨ましくて仕方なかった。
抗がん剤の副作用で、
力いっぱい出来なくても、
先がわかっているからこそできた . . . 本文を読む
ロコモコ食べて、お腹いっぱい。
ども!
シンクロ見て涙する女、あちしです。
特技は、
陸上で走るフォームがきれいな人に、
fall in llove with you
一発で惚れることです。
英語が不要だったことに、後悔はありません。
サッカーよりも、野球よりも、
泳ぎと、走りと、よさこい踊りに、
ふと、目元のぬぐいます。
球技嫌いで、バスケしか経験がなくても、
出来ない奴より、多少どう . . . 本文を読む
一昨日か、トーホーシネマで久々の映画館体験。
席が指定だなんて、すっかり忘れていたわ。
ども、暑い夏にはあちしです。
『挨拶状』の文章を練るのに疲れて、息抜きがてら映画観に。
今更だけど『電車男』をば。
「山田孝之が上手いから、観て」
と言われ、
『一般』で清算されようとしたのを『学生で』と控えめに要求しつつ、
席に着いたのでございます。
久々に『2時間って、あっという間だ』と、
時間がた . . . 本文を読む
『全国500万人の佐藤姓を皆殺しにせよ』
国王の身勝手な命令で始まる、恐怖の7日間。
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まるで映画のようなストーリーの描き方に、スピード感たっぷりで、
しかし、かなり『どっしり』した精神的落ち込みを味わうこと間違いなしの一品。
サクサク読めるぶん、辛い事この上ない。
私は、今にも泣きそうな気分です。
というか、
本当はちょっと泣いたのさ。
誰 . . . 本文を読む
『パリアッチ・ブログ』を覗いていると、
結構厳しい意見が飛び交っている。
過去、私はこの芝居を『面白い』と評した。
もちろん、不満だってあったさ。
会話のテンポが、実はいまいちだったこと。
謎が多いのが魅力的な倉持作品なのに、簡単ではあるがパンフに解説を載せてしまったこと。
でも、
もし、
わかりやすい芝居にしたら、
『もっと客を突き放したものを期待していたのに』
と、残念がる人がいるだ . . . 本文を読む
毎夜、カナブンが数匹遊びに来ては一生を終えている、マンションの5階。
冬にリビングで蝶が孵化し、
『ちよちゃん』と勝手に命名され、
腕を差し出せば手のひらに止まる『手乗り蝶』として一生を終えた過去がある。
そして今日、
新たな命がキッチンで芽生えた。
体長1cmのちびっちゃいかたつむりである。
画像は、コップの淵をぬめぬめ歩いているところ。
私の些細な過ちから、
一度だけ洗剤の泡にまみれて . . . 本文を読む
失恋した。
“何に”とは言わないが、“誰に”とも言うまい。
とにかく、
憧れたものが、
手に入らなかっただけの事。
才能ないんだね、私。
いざとなると、見つめることさえ出来なくなる。
久々に、心臓がバクバクした日だったのさ。
今は、
疑わない無垢な心と、正視する勇気が欲しい。
追記
軽く読み流す程度でどうぞ。恋愛がどうのこうの、というわけではないので。
言ってしまえば、自分にとって . . . 本文を読む
『そんなに家の事ばかりやっていると、老けてしまうぞ!俺たちのことはいいから、もっと自分のことのを楽しめ!』
と、叱られる。父から。
『俺はな。電車で帰宅途中にたまたま娘と駅で同じになって、一緒に酒を飲んだ後にラーメン食べて帰る。これが夢やったんぞ。今は、車通勤やけど。』
と、酔った勢いで胸の内を聞く。父から。
あ、どうも。
心配の種だろうね、あちしです。
このところ小さな事務処理と来客対 . . . 本文を読む