楓の日々

某メーカー勤務のインハウス弁護士の楓です(^^)ブログには仕事のことプライベートのこといろいろ書きます。

読書記録★4月

2014-05-01 21:09:30 | 読書記録
今月も7冊!いい読書ができました!

「ビジネスパーソンのための企業法務の教科書」西村あさひ法律事務所著
★★★
キャッチーなタイトルとは裏腹に内容はかなり専門的。
なるほどー!これは勉強になるな~という章と、全然分からん…という章がありました。
法務業界の人か少なくともロースクール修了者くらいでないと読んでも得るものはなさそうです(^^;;

「偉大なる、しゅららぼん」万城目学著
★★★
いつもの万城目節が炸裂!
面白いけど、最初に鴨川ホルモーを読んだ時ほどのインパクトはないですね。
あり得ない設定なのに、最後はいい話に落ち着く…こういう流れに慣れてしまったせいかも知れません。

「ビジネスパーソンのための契約の教科書」福井健策著
★★★★
非常に分かり易い契約の入門書です(^^)
後半はありきたりな内容ですが、改めて読んでみることで、勉強になることも多かったように思います。
前半は具体例を通してのケーススタディ。YouTubeの利用規約とか意識したことがなかったです!
これから法務の道を志す方にオススメ出来ます(^^)

「ルーズヴェルト・ゲーム」池井戸潤著
★★★★
印象としては「下町ロケット」に近いかなと思いました。
社会人野球の存在意義って結構難しいテーマですよね。不景気で本業の存続が危ぶまれるケースも多いですからね。でも、そこに夢や希望を求める経営姿勢があってもいいじゃない…そう思います。
全体としてはいつも通り楽しませてもらいました(^^)
池井戸作品には外れがありませんね。さすがです!

「ブラック企業」今野晴貴著
★★★
前半はありきたりな内容。実例と労働法的視点からの検討。
後半はブラック企業の社会に与える影響という視点からの考察。新鮮で勉強になりました!
ただ、著者の基本的思想が格差の否定にあるようで、そこから導き出された短絡的結論はいかがなものかと(^^;;

「女のいない男たち」村上春樹著
★★★★
前作の「色彩を持たない~」がリアリズムだったのに対して、今作は村上春樹らしさが満載でした(^^)
ぼくは文学的センスを持ち合わせた人間ではないので、春樹さんがそれぞれの短編で何を言わんとしているかはよく分かりません。
だけど、そんな人間をしてすら惹きつける魅力…。
独特な言い回しだったり、比喩だったり…。
そして、今作は世のほとんどの男性に女を失った「傷」を思い出させます。
名作と言っていいのではないでしょうか!

「白ゆき姫殺人事件」湊かなえ著
★★★
「告白」以来久しぶりに湊さんの作品を読みました。
ある人間が他人というフィルターを通してどう映し出されるのか…それを様々な人物の独白形式で映し出す手法。
「告白」を読んだ時はスゴイ!と思いましたね!
今作でも、その手法は健在。
ただ、二度目なので新鮮感はなく…ストーリー的にもさほどの盛り上がりはありません。
他の作品もこんな感じなのかな…。
映画はDVDになったら観てみよう!井上真央が好きなので!

2014年
1月5冊
2月7冊
3月7冊
4月7冊 合計26冊

最新の画像もっと見る

コメントを投稿