風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

奈良時代の大恋愛

2011年10月20日 05時19分23秒 | 紀行文

趣味の鈍行列車旅の山陽本線、上郡と三石間は東海道の大垣と米原間同様に列車本数が少ない。新幹線に誘導する商売根性、地域住民は不便の極み。

上郡は智頭急行の始発駅、新潟の北越急行と三セク鉄道の優等生であるが、北陸新幹線の開通の暁には覇者になる。

三石から禿山が見える、備前焼の耐火煉瓦の原料採掘鉱山だろうか。

和気駅は清麻呂の誕生地。

奈良時代の末期、46代女帝・孝謙天皇は弓削道鏡を溺愛する。

家事に専念するべく47代淳仁に皇位を譲るが道鏡との仲を非難された怒りが天皇を淡路に追放、再び皇位につく孝謙上皇は48代称徳と号す。

宇佐八幡神の神託は道鏡天皇なる風聞、真偽確認の為に病弱な側近の尼僧・和気広虫の代役として弟・清麻呂に大分出張命令。

天皇家のDNAの継続の文面、怒り心頭に発する女帝は別部穢麻呂と罵倒、大隅半島に流罪処分、道鏡天皇は夢幻に終わる。

50代桓武天皇、奈良仏教の腐敗に幻滅、比叡のお山の最澄、高野山の空海を庇護し平安仏教・山岳宗教が誕生する。以来、山号付きの寺が乱立する。

万富には麒麟麦酒の工場、上道駅・東岡山駅では直ぐ脇を新幹線が高速で追い越して行く。そんなに急いで如何するの。そして岡山到着。

新幹線では味わえない庶民の楽しみが満ち溢れる鈍行列車、旅は結果じゃない、過程だ。

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