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東京では雨の1日になりそう。
この時間、少し肌寒さも感じます…
どうか体調にお気をつけてお過ごしください ・゚♡・
きょう6月2日は
イギリスの作曲家 エドワード・エルガーの
生誕日 (1857-1934)
彼の残した作品の中でよく知られるのは
『エニグマ変奏曲』や行進曲『威風堂々』
そして『愛の挨拶』
4月の発表会でも演奏した生徒ちゃんがいました。
1888年に作曲された楽曲で
その美しい旋律は、多くの人に愛されています。
この曲には、こんなエピソードが♡・*:.。
。.*♡*.。
エルガーが29歳の頃
キャロライン・アリス・ロバーツという女性の
ピアノ教師を務めることになります。
エルガーより8歳年上の彼女はイギリスの名家に育ち
散文、韻文作家として著書も出版している才媛でした。
ほどなく2人は惹かれ合いますが
当時はまだ階級制度の影響が強かった時代。
身分や宗教上の違いにより周囲から反対を受けました。
しかし、周囲の反対をよそに
1888年に婚約。
その際、アリスから自作の詩
「THE WIND AT DAWN」(夜明けの風)が贈られ
エルガーからアリスに贈ったのが
『愛の挨拶』です。
『愛の挨拶』です。
公私に渡って夫を支え続けるアリス。
エルガーは、徐々に作曲家としての地位を固めていきました。
イギリス王室から
・ナイト
・国王の音楽師範
・准男爵
という称号が与えられるまでに。
功績を讃えられる様になったエルガーですが
晩年、かれはこう語っています。
「私の作品を愛するなら、まず妻アリスに感謝するべきだ」
1920年、アリスが亡くなると
途方にくれ、創作意欲を失う日々が続きましたが
1923年以降は徐々に作曲活動を再開。
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1934年2月23日。
エルガーは76年の生涯を閉じました。
晩年
「ナイトの称号のある人々が眠る栄誉ある墓地」に
埋葬されることを拒んでいたエルガー。
St. Wulstan's Churchでアリスの隣に埋葬されました。
「ナイトの称号のある人々が眠る栄誉ある墓地」に
埋葬されることを拒んでいたエルガー。
St. Wulstan's Churchでアリスの隣に埋葬されました。
アリスとの愛に満ちた生涯が伺えます。
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きょうは
エルガー.そして『愛の挨拶』の背景をご紹介。
彼はピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用、
小編成の管弦楽などいくつかの版を残しています。
それぞれ、魅力に溢れています。
ぜひ聴いてみて下さいね。
愛に満ちた1日を♡
おはらピアノ教室.ff
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