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エルガー『愛の挨拶』

2024-06-02 05:55:17 | きょうの1曲
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東京では雨の1日になりそう。
この時間、少し肌寒さも感じます…

どうか体調にお気をつけてお過ごしください ・゚♡・ 






きょう6月2日は
イギリスの作曲家 エドワード・エルガーの
生誕日 (1857-1934) 


彼の残した作品の中でよく知られるのは
『エニグマ変奏曲』や行進曲『威風堂々』

そして『愛の挨拶』 
4月の発表会でも演奏した生徒ちゃんがいました。


1888年に作曲された楽曲で
その美しい旋律は、多くの人に愛されています。

この曲には、こんなエピソードが♡・*:.。 


。.**.。

エルガーが29歳の頃
キャロライン・アリス・ロバーツという女性の
ピアノ教師を務めることになります。

エルガーより8歳年上の彼女はイギリスの名家に育ち
散文、韻文作家として著書も出版している才媛でした。

ほどなく2人は惹かれ合いますが
当時はまだ階級制度の影響が強かった時代。
身分や宗教上の違いにより周囲から反対を受けました。
 

しかし、周囲の反対をよそに
1888年に婚約。


その際、アリスから自作の詩
「THE WIND AT DAWN」(夜明けの風)が贈られ
エルガーからアリスに贈ったのが
『愛の挨拶』です。




公私に渡って夫を支え続けるアリス。
エルガーは、徐々に作曲家としての地位を固めていきました。

イギリス王室から
・ナイト
・国王の音楽師範
・准男爵
という称号が与えられるまでに。


功績を讃えられる様になったエルガーですが
晩年、かれはこう語っています。
 
「私の作品を愛するなら、まず妻アリスに感謝するべきだ」




1920年、アリスが亡くなると
途方にくれ、創作意欲を失う日々が続きましたが
1923年以降は徐々に作曲活動を再開。



**
 

1934年2月23日。
エルガーは76年の生涯を閉じました。

晩年
「ナイトの称号のある人々が眠る栄誉ある墓地」に
埋葬されることを拒んでいたエルガー。
St. Wulstan's Churchでアリスの隣に埋葬されました。


アリスとの愛に満ちた生涯が伺えます。


:.。.✽.。.:
 

きょうは
エルガー.そして『愛の挨拶』の背景をご紹介。

彼はピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用、
小編成の管弦楽などいくつかの版を残しています。

それぞれ、魅力に溢れています。
ぜひ聴いてみて下さいね。


愛に満ちた1日を



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