幸慶美智子Blog♪

あんちゃんの気まぐれ日記

野口健さんのブログ~福島第一原発、20キロ圏内の世界

2011-08-05 05:56:33 | 日記

野口健さんのブログ~福島第一原発、20キロ圏内の世界
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/


昨晩、ダウンタウンデラックスに出演していた野口健さん。
HPを訪れてみると・・・こういう、大切な事実はもっとみんなが知った方がいいと思ったのでアップします。

福島の原発20キロ圏内の現在の写真。
餓死と放置で死を待つ豚たちの目が何とも言えなくて、、、。

どんなに目を背けても、日本はこれから最低100年ぐらい全体で病や食糧難などと対峙していかなくてはいけません。

災害や戦争の被害は昔から日本の各地で起こっています。
どの歴史でも人々は大変な思いをして乗り越えてきました。
でも、今回は日本人全体にとって、意味合いの違う最大の災害だとこのリポートを見ていると切実に感じます。

 


私が阪神大震災で実際に神戸で被災をした際、一番、過去の経験で考え方を切り替えることが出来たなと思う点は、自分は被災をしていても、過去にも戦争もあり火山噴火もあり、水害もあり、日本もそう、海外でも大災害や地震が起こっている。多くの方々が乗り越えてきた。
豊かな国で被災をするのと、貧しい国で被災をするのとは訳が違うと思って、日本で生きていたことに心から感謝をして、当時自分を励ました記憶があります。

また、その後の復興の速さは日本に生まれたものとして、世界中への誇りでもあります。だから神戸が大好きです。

最近気が付いたのですが、、、震災後の一年間の記憶が当日から1ヶ月以内は覚えていますが、生きるのに必死でその後のことは殆どありません。
災害の後の生活の目処の立たない苦しみがどれほどのものかと思うと、胸の辺りがきりきりして、忘れていた事を少しづつ思い出します。


************


話は変わりますが・・・
昨日、大阪の地下街で杖を持った初老の女性が地下の隅っこを危なっかししく、杖で探り探り歩いて居ました。聾唖の方に見られる慣れた感じではなくて、何がドアで何が地下道なのか?全く識別が難しいようでした。
見かねて"大丈夫ですか?駅までご一緒しましょうか?”と声をかけると、振り向いたお顔の目が真っ白で、お年寄りの白内障の重度な感じでした。

そのおば様が一言私に”急に目がこんなんなってんね、有難う、声かけてくれて、元気が出ました。本当に(声をかけてくれただけで)励みになります、有難う、有難う”って、一緒に行こうか?と言っても、そのおば様から”こうなってしまったからには、自分で歩けるようにならなければいけないから、迷惑をかけずに自分で歩く”そんな意志が感じられて、納得をしてから"お大事にね、くれぐれも気をつけてね”としか言うことが出来ませんでした。


何がいいたいかといいますと、、、

 


人は災害や差別など自分があってからでないと、隣人の苦しみを分かろうとしない傲慢な面があり、自分自身も例外なく、その一員だと思っています。
だけど、友人にもせめて、そういう時には、体裁を気にせず困った人に声をかける人が多く、横目で通り過ぎる他の人々の冷たさについて時折話をすることがあります。

昨日、声をかけたおば様や困っている目の前の人が居れば、一言でいいから声をかけてあげて欲しいなって、昨日も切実に感じました。
先週も似たような場面があり、声をかけたのが自分だけで、、、その時は若い子でしたが、周囲の目線を気にして"大丈夫です!”って逆に卑屈になっている感じでした。今の学校はきっとそうなんでしょうね。

そういう時、いつも私は、、、

能面の人の群れに

居るような気持ちになります。

生きていくことは、一言で言い表せない大変なことが沢山あります。奇麗事だけでは済まないことは、痛いほど分かっています。人間は生きていると人に迷惑をかけたり、生き物を食さないと生きられない代わりに、智恵を持って、豊かさを生み出していくことが出来る想像力を持っています。

だからこそ、日常の中でだって隣人に何か自分が出来ることをやれば、大げさなことではなくても、日本全体がよくなり、もちろん復興にも繋がって行くんだと思っています。そこで互いの間に生まれるものがとても大切だと思っています。

被災地へのボランティアや支援も継続する中で、あなたの街で目の前で困っている人に声かけることも、結局、大きくめぐりめぐって自分を助けることに繋がって行くんだと、思ってる、、、というか、絶対にそうだから!その、思ってる気持ちをあの地下街で叫びたい気持ちになりました。
と同時に、そのおば様にそこであったことを感謝したい気持ちになりました。

スマイル0円ってありますが、声をかけるのも0円で人が嬉しくなることですよね?!恥ずかしがらずに、かけようよ!って本当にいいたいし、自分の親が周囲にそうやって助けてもらっているはずだから。。。
介護問題!って大きく叫ぶのに、目の前の人は誰かがやってくれるだろうに代わる人間は、怖い生き物だと思います。
せめて、日々の生活の中で色々あっても、そういう時だけは、全部、横においておいてノーサイド!そういう気持ちを、今だからこそもっと心の中や日常に増やして、持ってもいいんじゃないでしょうか?本当に微々たる事なんだけど。


************


野口さんのブログを見ていて、一方的な、報道ばかりでなくて、勇気を持って自分で知って伝えようと活動される本気のブログ。
大げさな事でなくても、こういう方を陰で支えることも、きっと支援になりますよね?

ブログから感じること、昨日の出来事から感じること、その、気持ち、色んな思いはきっと、自分の中の同じ根源から来ている様に思います。

もっと、気持ちを切り替えてそういう部分にフォーカスして行こうと思った8/5の朝でした。長崎・広島の追悼ももうすぐ、、、娘がみんなと力を合わせていける未来であります様に、心から願っています。

 


気持ちがざわついて乱文でごめんなさいm(_)mぺこり
表題のブログの記事、お一人でも多く見ていただきたいです。


cham