魂を込めて

愛媛FCの良い所も悪い所も全てを受け止めて、その勝利の喜びや敗戦の悔しさを共に分かち合う愛媛FC応援ブログです。

愛媛FC 『意思』

2019-03-10 13:01:09 | Weblog
2019年03月03日(日)
愛媛FChome第2節

フォーメーション

愛媛.4-3-3システム.

東京.4-5-1システム.

愛媛FC

GK岡本
DF(ディフェンダー4)
左サイドバック.下川
左センターバック.前野
右センターバック.西岡
右サイドバック.長沼

MF(ミッドフィルダー3)トレスボランチ(3)
左インサイドMF.野沢
中セントラル.MF.田中(アンカー)
右インサイドMF.近藤

FW(フォワード3)
左ウイング.MF.神谷
CFセンターフォワード.藤本
右ウイング.FW.吉田

上記の4-3-3システムであった。


【結果】
愛媛 1vs0 東京で勝利する。

【得点の経緯】
前半36分55秒.中盤左サイドに攻撃参加した愛媛左CB前野が左足で愛媛右インサイドMF近藤へ強いパスを送る。

36分57秒.東京ゴール前のバイタルエリアからボールをもらいに下がって来た近藤が受けようとするが、ボールが足元ではなくゴール前方向に入ったので右足インサイドでダイレクトで愛媛CF藤本にパスを送る。

36分59秒.東京ペナルティエリア直前で右足インサイドで1トラップした藤本が左手で東京右CBをブロックしながらノーステップで右足シュートを放つ。スライディングした東京右CBの体に当たりディフィレクト(反射)するが、東京ゴール右ポスト側にゴールが決まる。


【詳細及び素晴らしい点】
伏線①36分52秒の時点でゴール前にいたMF近藤が手を挙げボールを呼ぶ動きをCB前野に送る。これにより、ディフェンスラインの裏側にクロスボールを入れられる事を警戒した東京最終ディフェンスラインが一瞬足を止め若干ディフェンスラインを下げる。

伏線②52秒〜55秒の間で一度、CB前野と下がって来ていた愛媛左ウイングMF神谷がパス交換をする。これにより、ボールを奪おうとプレッシャーを掛けに東京右SBが前進してくる。又、同様に東京の右ボランチがプレッシャーを掛けに来る為横スライドをしてきた。
これにより、本来はゴール前を2人のCBと2人のボランチで四角形で締めていたはずなのに、バイタルエリアを広げられる格好となってしまった東京。

素晴らしい点①
MF近藤のポジショニング。
本来は、東京側が2CBと2ボランチで警戒し固めているはずのゴール前のバイタルエリアに侵入出来ている事である。これは理屈抜きで本当に素晴らしい。

素晴らしい点②
MF近藤の動き直し。
一度ボールを出すように要求した時にボールが出て来なかったが、改めてボールをもらう為の動き直しをしバイタルエリアより下がって行った事で、ノーマークでボールを受けられる事を警戒した東京左CBがMF近藤をマークする為に前進してきた。
この事により、東京ゴール前を固めていた2CBの内の一人をはがす事が出来た。それは愛媛CF藤本を2CBがみていたので、その一人をはがす事が出来たので大きくスペースを作りだしたと言えるし、大きくCF藤本の負担を軽減させたと言える。

素晴らしい点③
プレー選択の判断力。
途中で足元にボールをもらう事を要求したが、実際に入って来たボールがやや前にズレていたが自分がボールを持つ事にこだわらずトラップしないでダイレクトでCF藤本にボールを入れた事が大きく局面を変えたと言える。

素晴らしい点④
CF藤本の存在。
MF近藤から入れられたボールを右足インサイドで小さく1トラップし小さい1ステップで小さいモーションのかつ早い振り足でのシュートがゴールを産み出した。まさに好ゴールである。

素晴らしい点⑤
DF前野の存在。
この試合でMF近藤に入れたパスに象徴されるようにあの強いパスが攻撃のスイッチを入れる事となった。まさにメッセージ、今から攻めるぞといった強い意思が感じられたパスであった。常にこういったパスの出し所を探している前野のプレー、姿勢はまさに集中力の賜物、勝つ為に良いプレーをしようとする気概の現れだと感じた。本当に素晴らしい姿勢だ。

他にも紹介したい選手達がいるが長文となったので今回は割愛したい。


【結び】
純粋に良いプレーを観る事が出来たのでこの日記を書きました。後日段々と記憶が薄れていく事と思われるが、やはり、良いプレーや象徴的なプレーは残して置きたいと思った。出来る限り詳細に書く事で後日、思い起こす事が出来るからだ。

やはり、死力を尽くしたサッカーの攻防は良いプレーを産み出してくれる。これだから、サッカーの応援、観戦はやめられない。まだ2節終了なので一喜一憂出来ないが、昨季からの継続性が確かに積み上げられている事が感じられる。昨季は最下位に落ちる時期がありJ3に降格するかもしれない恐怖を痛感したが、今季も川井監督の手腕を信じたいし、選手達のプレーを楽しみにしたい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛媛FC 『志向』 | トップ | 愛媛FC 『意思』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事