和尚のその後

去年の８月、自転車で花火を見に行き、帰宅の道がわからなくなって、翌早朝、交通事故に遭い、幸いにも病院に搬送・保護された元和尚の最近の様子を聞くことができました。食欲も元気もありますが、痴呆は徐々に進んで、それでも時々「家に帰りたい」と呟くそうです。

９０歳を超えていますので、リハビリもなかなか効果がなく、左半身と歩行が困難だそうです。もともと足が丈夫ではなく移動にかなりの時間を要しました。今では１００ｍくらいが限度だそうです。それでも車椅子に頼ってしまうと全く歩けなくなってしまう可能性があるということで、毎日２時間ほどはリハビリしているようです。

後学のために病院に払う医療費を聞いてみました。基本的に１６万くらいですが、交通事故で完全に相手方の過失ということで全額保険金で賄われているようです。ありがたいことではありますが、車に接触して転倒したのか、自らよろめいて転んだのかわからないと聞きますと複雑な気持ちになります。介護保険も同様で、もちろん使わないで済むならそれに越したことはないのですが・・。