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HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

北海道ツーリング7日目(7月24日)

2005-11-25 18:50:23 | バイクロングツーリング
 北海道ツーリングも今日で1週間目に突入。ついに北海道で出会ってはいけない"もの"に出会ってしまいました。

 第7日目 7月24日(日) 46573KM→46827KM 晴/雨 開陽台キャンプ場
 川湯→(道道102・R244)→斜里→(R334・道道93)→知床五胡→(R334・R335)→標津
 →(R244・道道975他)→開陽台
 今朝は朝風呂を浴びてから出発。この1週間程前に世界遺産に登録された知床を目指す。昨日美幌峠を越えたので、本日は小清水峠を越える。この峠、約10年前に自転車で越えたことのある思い出のある峠。楽に越えれると思っていたのに、実は厳しくて登り終えたのが日没後・・・この日の宿、美幌YH(ユースホステル)に到着したのが夜9時回っていた。まぁ今回はバイクだから楽勝だったけど、約10年前は快晴だったのに、今回は美幌峠と同じく霧。「景色見たいなら、努力して上がってきなさい」ってことか。

 峠を下るとまた晴れて、旅人には有名な釧網本線の北浜駅へ。その後、いよいよ知床に入る。入り口のオシンコシンの滝は、世界遺産登録の影響か単なる今日が日曜日だからか、大混雑。一通り見た後、知床五湖へ向かう。五湖へは、知床自然センターの横から分かれた道を岩男別YHへ向かって急カーブ・急勾配で下る。ここも8年前に自転車で行ったけど、この下り坂、次の日登らないといけないから結構ブルーになってたなあ・・・と思いながら、今回、バイクで下っていて、狭い目のコーナーを抜けて、ストレートに入った途端・・・
な、なんと黒い物体がこちらを向いている!!!
あれはもしや・・・ヒグマだ!!!
って、今だからこうやって冷静に書いてるけど(ちょっと字体は変わりましたが)、この時はホンマ心臓が止まりそうになった。北海道は今回5回目だけど、今まで、鹿やキツネに出会っても、クマはまだ会ったことがなかったからなぁ。しかも約10㍍前に現れたヒグマ、こちらを警戒しながらも、右に行ったり左に行ったり様子を伺っている感じ。よく見ると、これがまたかなり大きい。まぁこんな段階で死ぬふりをしてもすでに時遅しだろうから、エンジンをかけたままで、目を合わさないように心がける。カメラでも向けるものなら襲ってきそう。しかもさっきまで観光客がいっぱいいたのに、こんな時に限って車も来ない・・・こんな感じで1分程たっただろうか、ヒグマは道の右端によけてくれて、こっちを向いていた顔も逆向きになった。
「今がチャンス!」と思って、バイクのクラッチを繋いだその時、「ガサッ」っとこっちを向いてフェイントをかけられた。この後、一目散にアクセルを捻って逃げたのは言うまでもない。

 この後ドキドキしながら、知床五湖で駐車場で車を誘導していたお兄さんにこの事を言うと、「今朝も出ましたからねぇ。また見回りしときます。」だって。地元の人にしてみれば大した事でもなさそうだ。でも五湖に来ていた観光客の話・・・「クマも見てみたいわね。」とのんきな会話。知床ではクマによる人間の被害は発生してないらしいが、あくまでもクマの生息するエリアに人間が入っているような感覚で訪れなければならない。間違っても、クマに餌を与えたり、ゴミを捨てたりしてはいけない。今回、世界遺産に登録されたばかりの知床で間近でクマと出会った正直な感想。クマが人間の食べ物に味をしめて、どんどん出てきてもらったら、とんでもない事になるからね。まぁ以前は絶対に会わなかったヒグマがこのように簡単に見れたこと自体、生態系に変化が起きているのかもしれない。

 ちょっと真面目な話になったけど、知床の後は、ライダーの聖地とも言われる"開陽台"を目指す。ここは見渡す限りの牧場、天気が良ければ国後島も見えるという北海道でも有数のキャンプ場(しかも今でも無料)。でも残念なことに雨が降ってきた。テントを建てた後だったので仕方がないが、それにしてもテントが5張しかない。時期は7月の下旬、僕が学生時代の頃(7、8年前)はこんなんじゃなかった。何回か訪れて、そのうち1回テントを張ったが、テントが多すぎて、円形の展望台の前で張ったこともあったのに・・・まぁ到着が17時でほとんどテントが無かったから予想はしていたが。よく見ると僕より若そうな人は一人だけ。あとはみんな年上。もう「バイクや自転車でキャンプしながら北海道を旅行する」なんて時代遅れなのかなぁ。特に学生なら下手な旅行会社のツアーに参加するよりも、よほど北海道の自然に触れられて、いいと思うのだが。少し残念です。

 今日の画像は、知床二湖。本当なら背後に知床連山が見えるけど、ここも霧に覆われて見れなかった。

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