![]() | 電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ (ビジネスファミ通) |
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エンターブレイン |
2010.12.31初版第1刷発行
著者は1971年生まれ。フリージャーナリスト。
2012年1月、息子が新聞、出版、印刷、取次業界を就職先に選んでいたので読んでみた。もともと私自身が興味があって息子をそそのかしたような気がしないでもない。結局全部落ちて全く別の業界に行くことになったが、結果オーライ。
以下メモ。
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電子ペーパー、液晶
電子取次:凸版印刷(ビットウェイ)、大日本印刷(モバイルブック、ジェーピー(MBJ))
日本:出版社⇔印刷会社⇔取次⇔書店 (水平型)
アメリカ:大手出版社⇔書店 (垂直型)
日本では携帯電話向けの電子書籍ビジネスが活発
2009年度 610億円 アメリカを上回る
XMDF、ドットブック
ePUB
統一フォーマットとは上記のフォーマットを統一することではない。利用者はどの閲覧フォーマットで作られたかを意識することはない。
P66 凸版印刷
我々の強みはデジタル加工技術。印刷もコンテンツをお預かりして紙の形でお渡ししていると考えればいい。コンテンツを違う形で商品化し、付加価値をつけてご提案できれば、版元さんから見れば「同じコンテンツで新しい事業ができる」ということになります。過去に作ったものをデジタル化する、ポジデータからデジタル化するといったことはノウハウの塊で、できたばかりのベンチャーには難しいでしょう。
P67 電子書籍の製造ワークフローを紙まで含めてトータルに考えて出版社ビジネスを考えようというのが印刷会社の作戦。
P69 半導体製造に使うフォトマスクやカラー液晶用のフィルターは両社の基礎事業の一つであるし、キンドルやソニーリーダーに使われている米EINK社の電子ペーパーディスプレイの部材も凸版印刷が共同開発している。様様な企業の情報システム開発も受託。
P70 最終原稿はどこにある→著者 版下は→印刷会社。最終データは印刷会社
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(2012年1月 西図書館)