投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

韓国の国璽、あれから三年・・・。


 韓国の新しい国璽、失笑されながら出来上がった新しい国璽。あれからもう三年。

 まあ、当時から伝統的技法など信じてはいませんでしたし、デザインも新しい創作であるであろうとは考えていましたが、ここに来て全てそれが事実だったことが分かり、また、本当に韓国人は人のものをちょろまかすことしか考えてないんだなぁと重ねて重ねて認識させていただきました。ほんとうにありがとうございます(大笑)。





国璽ロビー疑惑:「残った金1.2キロを横領」

閔弘圭氏が警察で自白

 第4代国璽(こくじ)製作団の閔弘圭(ミン・ホンギュ)団長(56)による詐欺行為が次々と明らかになっている。ソウル警察庁は2日、閔氏が1.2キロの金を横領したことを明らかにしたが、これによって「国璽製作後に残った金を燃やして廃棄した」という閔氏の主張はウソだったことが分かった。警察によると、閔氏は残った金600グラムを横領し、また、型枠に金を注ぐ際の密度を調整する揚水機の管に残っていた金600グラムも返還していなかったという。


 警察は、閔氏が伝統技法を知らなかった事実も確認した。残った金を何に使ったか追及すると、閔氏は「保管していた金2キロに残った金600グラムを合わせ、伝統技法で国璽を製作しようとしたが、うまくいかなかった」と証言した。警察の関係者によると、閔氏は当初、「弥阿里(ソウル市城北区)の裏山で文字を彫って、製作の練習を行った」などと話していたという。専門家は「閔氏の鋳物師としての技術は小学生のレベル」と指摘している。


 石仏・鄭基浩(チョン・ギホ)氏の伝統を受け継いでいるという主張もウソだった。閔氏は「古玉璽看繪鄭図」や「霊璽簿」などを証拠として提示したが、警察は閔氏がこれらに自ら加筆していた事実も確認した。調査結果を突きつけられると、閔氏は偽造を一部認めたという。警察は国家記録院で30万ページ以上の国璽関連文書を分析し、初代の国璽製作者が鄭基浩氏ではないという事実も確認した。


 「大韓民国ダイヤモンド鳳凰国璽」の実態も明らかになった。警察は「白金やダイヤモンドを使ったという閔氏の主張はウソで、真鍮、ニッケル、人工ダイヤで製作したもの」と発表した。問題の鳳凰国璽について、「銀行の貸金庫にある」などのうわさも広まったが、警察は先月27日、京畿道利川の閔氏の作業場を家宅捜索した際、この鳳凰国璽を押収した。昨年1月にロッテデパート本店が「大韓民国国璽原型本」と宣伝して展示した当時、閔氏が提示した価格は40億ウォン(約2億9000万円)だったが、実際の原価はわずか200万ウォン(約14万3000円)ほどだという。


 閔氏による「金印ロビー」について警察は、「前職・現職の大統領は捜査の対象ではない」とした。李明博(イ・ミョンバク)大統領の玉印について警察は先月、「渡したという事実そのものが不透明で、価格もわずか3万ウォン(約2100円)だったため、捜査を行っても意味がない」と警察は説明した。この玉印は、閔氏が最後の皇孫・李錫(イ・ソク)氏(69)の要請で製作したと主張している。また、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は故人となったため公訴することができないという。警察は鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員が保有する金印に、国璽を製作したときに残った金が含まれている可能性があるとして、この点についても確認する方針だ。


 この日午後、警察は改めて閔氏を呼び、裏付けを取った上で逮捕状を申請する予定だ。


チェ・ソンジン記者



http://www.chosunonline.com/news/20100903000028









2010/09/03 10:25:43

【社説】ニセ国璽で国民を欺いた人物をすべて明らかにせよ

 現職大統領の実名まで報じられた今回の国璽(こくじ)偽造問題は、最終的には無資格業者による詐欺だったことが明らかになった。第4代国璽製作団の閔弘圭(ミン・ホンギュ)団長(56)は警察の事情聴取に対し、「自分は国璽製作の伝統技法を知らない。国璽を製作したのも、伝統窯がある慶尚南道山清の工房ではなく、京畿道利川の電気炉だった」と供述した。また同氏は、国璽の製作後に残った600グラムを含む1200グラムの金を横領していた。閔氏は犯行の事実が徐々に明らかになると、大統領にも印章を製作したというとんでもない話まで口にし始めた。


 行政安全部が2007年に「民族の誇りを高め、文化遺産として永久に残すために製作した」と宣伝していた国璽が、国の威信に泥を塗る結果となった。これには、製作を手掛けた行政安全部(当時は行政自治部)の責任が非常に大きい。今回の国璽製作は、1998年に現代式の技法で製作された国璽に亀裂が入って新しいものが必要となった場合、「伝統技法を用いて新たに製作する」という趣旨で始まったものだ。そのような趣旨ならば、製作者の選定に当たっては当然、この伝統技法を熟知しているかどうかが判断の基準とならなければならない。しかし、行政安全部がこの点を検証した痕跡はなく、また、1度もデモンストレーションが行われていなかった。


 行政安全部は問題の国璽が完成した後も、その成分や重量などに関する報告を受けていなかった。閔氏は計画書で金、銀、銅、亜鉛、錫の5種類の金属を使用するとしていたが、実際には錫を使用していなかった。ところが行政安全部は、この事実を自ら確認せず、閔氏の説明だけで五つの金属が使用されたと結論づけた上、現代式の電気炉で製作されたものを、伝統窯で作られたものと広報物に記載していた。


 捜査当局はこの事件の真相を解明するに当たり、単に政府が無資格の詐欺師にだまされたものなのか、あるいは閔氏が国璽の製作者に選ばれ、製作した印章が国璽とされる過程で、外部からの口利きや擁護があったのかを徹底して追求しなければならない。閔氏に縦横1.5センチの金印を作ってもらったという政界関係者や官僚とは果たして誰なのか、また彼らが今回の国璽製作にどのように関わっていたかも突き止める必要がある。さらに国璽審査委員会はどのようなプロセスを経て発足し、誰が公募に応募して作品を提出したのか。また、審査委員らはいかなる審議を経て、当初から伝統技術の有無が疑われていた閔氏を国璽製作団長に選んだのか、すべてを白日の下にさらす必要がある。

http://www.chosunonline.com/news/20100903000029




 今後、この"おおきな印鑑"はどうなるのだろうか?
 どうせだからこの程度で良いかと使い続ける?
 無かったことにされる?
 行方不明にされる?
 ・・・
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事