投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

ゲティ家の身代金(トイレ事情)

先週末、ゲティ家の身代金を観ました。監督はリドリー・スコット。御歳80。見習いたいものです。もめにもめて難産の末に出来上がったった映画のようですが、なかなか良作。面白かったです。映画の舞台は1973年のイタリア。ゲティ三世誘拐事件を描いています。

誘拐にからんでくるのは「ントマラゲタ」という犯罪組織。イタリアのある地方全体がこの組織に裏で支配されていて地方警察も官吏も皆グルらしい、今でも。(町山智浩さんの記事より)

いつもなら食事の場面を探すところで、ゲティ三世が監禁先でステーキを出される場面があって目を凝らしていたのですが、残念ながら食べずじまい。それより気になったのがイタリアの農家のトイレ事情。トイレが無いんだな。ポツンと建つ農家にゲティ三世は監禁されるのだが、チラッとトイレットペーパーが見えたのでトイレはあるのかと思っていたら誘拐された側も誘拐した側も外でする。大も小も。重要な場面で二回出てくる。納屋だからトイレが無いのか?いやいや調理していたから台所はある。時は1973年とはいえ現代ヨーロッパ。ネットを検索するもまだ誰もゲティ家の身代金でトイレについての言及は無し。もしかして、、、とヨーロッパのトイレ事情を調べてみると、おいおいおい外で用足しするのは田舎の農家なら普通だったようではないか。シャベルを持って麦畑とか。なかなかディテールにこだわった映画である。
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