![]() | 笑う住宅 (ちくま文庫) |
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筑摩書房 |
1995年5月24日 第1刷
著者は1944年、岡山県出身。建築家。早稲田大学理工学部名誉教授。元東北大学非常勤講師。
「秋葉原感覚で住宅を考える」の続き。この頃(1995年)の秋葉原はまだ電気機器の街。それしかイメージが無い時代。個人がパーツを買い安く思い通りの物を作る。そういう感覚で家を作ろうという趣旨。
著者はハウスメーカー主導の日本の民家のあり方をショートケーキに例え、中身は同じなのに外観だけ変えた雰囲気だけのもの、不要な機能、見た目のきらびやかさ、堅牢さにとらわれ過ぎたおかしな現象だという。家というものは30年、40年ものローンを抱えて持つものなのかと。
(2016年3月 西図書館)