住職のちょっといい話

北海道からお届けする住職のちょっといい話

まもなく彼岸…

2007-09-17 00:16:43 | 思うこと…
 もうすぐ彼岸の季節がやって来ますね。

 随分前に聞かせてもらった厳しい言葉を思い出します。

 「朝起きて、ご飯食べて、仕事して、夜は一杯飲んで寝るわけですが、同じようなことを毎日繰り返して歳を取ってきたのだが、こういう生き方をしている自分の全体が、どこを向いているかということです。この一点が、はっきりしないと、何十年やっていても何も生まれて来ない。世渡り上手の小賢しい餓鬼でしかない。」

 餓鬼道というのは、自らの欲望が満たされないで苦しんでいる様ですから、足りない足りないと走りつづけて、ついには「生ける屍」になってしまうようなものなのでしょう。

 春と秋、太陽が真東から昇って真西に沈むというところから、自分の人生はどうなっているのか、生きる方向はどちらなのか、そういうことを学び確かめる仏事を「お彼岸」というのでしょう。

 お墓や納骨堂へは、亡き人に御礼を遂げに行くのでしょうが、何の御礼か?ということなのでしょうね。

U-19のつどい…

2007-09-13 00:03:52 | 思うこと…
 真宗大谷派、北海道教区教化委員会、青少年部門が10月6日~8日まで19歳以下の人を対象に研修会を行います。
 十勝、池田のお寺で…

 
 テーマは「わたしの中のわたし・みんな」

 生きるって何だろう?
   働くってなんだろう?
     友達・恋人ってどういう存在だろう?

       大人になるってどういうことだろう?

 広大な十勝平野のド真ん中で、
  やんぐな僧侶とこんな話してみませんか?


 フフフ…
 何が飛び出すやら、楽しみです。
 この呼びかけ文、やんぐな僧侶かどうかは置いておいて、面白いですね。
 企画者が19歳以下の人たちに伝え、語り合いたい意思を感じます。

 「わたしの中のわたし」とは自分の付加的価値ではなく、本体価値(いのち)のことを言っているのだと思いますし、「みんな」とは補完しあう存在としての自他のことであると思うのです。

 そして、キーワードが「生きる、働く、友達、恋人、大人」ですから、具体的に考えていこうという意図を感じます。

 なにせ、現実を課題にするのが仏教ですから…

 やんぐな僧侶と19歳以下の若い人たちとの語り合い、期待しています。

 開催についての詳細を知りたい方は真宗大谷派、北海道教務所にお尋ね下さい(011-511-5211)


続・報恩講…

2007-09-04 22:07:03 | 思うこと…
 お蔭様で9月1日より3日までの報恩講、終了いたしました。

 いろいろな思いの交錯するなかですが、精一杯勤めさせて頂きました。

 本日、後片付けをしておりましたら、腰が…

 ギックリといってしまいました。

 かなり痛いです。

 生涯2回目、10年ぶりのギックリ腰、トホホです…