住職のちょっといい話

北海道からお届けする住職のちょっといい話

「人はなぜ生きるのか、答えよ!」 読んで…

2007-06-28 19:09:52 | 読書…
   ここのところ毎日、不正や疑惑の話題ばかりですね。
   そこで、こんな本を紹介します。


      人はなぜ生きるのか、答えよ!

       著者 鈴木剛介
       発行 河出書房新社
       定価 1,300円(税別)
 

   全体的に非常に面白く読ませて頂きました。
   特に着目したいのは、ここです。

   
 どのような問題であれ、その根本問題は、以下の4つのファクターに集約される、ということでした。それは、
    
   1・意見の受け皿がない
   2・判断基準が共有されていない
   3・責任/決定権があいまい
   4・情報の伝達経路が不明確

 の4つです。ニュースをよくご覧いただければ、おわかりいただけると思うのですが、これは一般の社会問題にも当てはまることです。(中略)
 だから、逆に考えれば、「1・あらゆる構成員の意見を無条件に吸い上げるルートを確保し、2・業務の遂行に必要な判断基準を共有した上で、3.責任と決定権が個人に帰結し、4・情報の伝達経路が明確に規定された組織」を目指せば、理想的な職場ができる、と私は考えました。(本文抜粋)

    
    そんなことできるのかなぁ~と思っていたら、
    実際にあるそうですね、実践してる企業が…
    面白いですね!
 

蓮華…

2007-06-17 22:04:07 | 思うこと…
 我が家の水溜りに、今年も蓮の華が咲きました。

 汚泥池の中で咲くその姿は、仏道の象徴的な華と謂われています。

 ぐちゃぐちゃな世の中にあって、いのちの華を力一杯に咲かせよ!

 という励ましに映ります。

 お経には、「池の中の蓮華、大きさ車輪のごとし。青き色には青き光、黄なる色には黄なる光、赤き色には赤き光、白き色には白き光。微妙香潔なり。」と、説かれます。

 「あるがまま」ということなのでしょう。愚痴もなく背伸びもいらない世界ですね。

 考えてみれば、我が家の蓮華もほったらかしの泥水の中にあります…

 それぞれが、ひた向きにその色に輝いています。

 昨日、咲いている姿を見て、胸が熱くなりました。

「何のために生きるのか」 読んで…

2007-06-09 18:27:08 | 読書…
  「何のために生きるのか」

           著者 五木寛之
               稲盛和夫

           発行 到知出版

           定価 1429+税


 ん~う…

 申し訳ないのですが、あまり良い本とは思えませんでした。

 「いま、生きる意味を問うすべての人に捧げる。」とは大袈裟です…

 著者であるお二人は大変著名でもあり様ざまな苦労と深い思索をされた人ですから、読み手の期待が大きいのでしょうか?

 「こころを美しくかえていくことが大事」(稲盛氏)

 「日本人の渇ききった“こころ”に井戸を掘るということが大事」(五木氏)

 そうできないから問題だと思うのですが…

 そもそも“こころ”って何でしょうか?

 所どころに仏教に依ろうとする意欲は感じるのですが、仏教を経験を通して理解したということであって、仏教によって人生が如何に開かれたかは表現されていないように思います。

 ハッキリ言って、もの足りなさを感じました。

 でも、よかったらご一読下さいませ…

仏青野球大会

2007-06-03 17:16:22 | 思うこと…
この人達、み~んな坊さんです。

6月1日、真宗大谷派 北海道教区 四地区対抗 仏教青年 野球大会が「つどーむ」を会場に開催されました。

北海道を四つの地区(道南 道央 道北 道東)に分けての対抗戦でした。

我が道南は準優勝(昨年は優勝)、ちなみに優勝は道北でした(初優勝)。

野球経験者やド素人、おふざけ入り乱れてのハチャメチャな大会でしたが、楽しく親睦をはかれたことでした。

まぁ~、心優しき御バカさんの野球大会でした。