住職のちょっといい話

北海道からお届けする住職のちょっといい話

子ども会…

2007-07-28 02:00:42 | 思うこと…
 参院選の期日前投票に行って来ました。

 私にとっては焦点の定まらない選挙ではありましたが、私なりに考えて投票しました。

 寺の横が投票所なものですから、思い立ってから5分で終了でした…

 それはそうと、今月の30、31日にお寺の「子ども会」をやります。

 今年は私の預かっている寺が会場なんですよね。

 予定では地元と近隣を合わせて60名を超える参加がありそうです。
  
 会場の寺の住職としましては、参加してくれる子ども達に「流しソーメン」をプレゼントしようと思いまして、準備を進めているところです。

 よく「お寺の子ども会って何?」と聞かれるのですが、私もよく分かりません…

 ただ、数年前に坊さんが何人か集まって世の中の理不尽や矛盾を嘆くかのような語り合いをしていた時に、或る一人の青年僧侶が「よし、子ども会やろう!」と云ったそうです。

 今でも名言として語り継がれています。

 嘆き愚痴るより、行動ということなんでしょうか…

 選挙も大事ですが、私にとっては「子ども会」もとっても大事なんですよね。 
 

イライラ…

2007-07-23 02:13:38 | 思うこと…
 最近、私の周りは、やるせないことばかりです。

 飲み会での乱闘(流血)…

 仕事絡みの議論の末の罵倒…

 会議での誹謗、中傷…

 友人の離婚…

 出来事としては、よくあることかも知れませんが、皆イライラしているのでしょうか?

 否、苦悩の真っ只中にいるのでしょう。

 そんなことを考えながら、運転中に前を走る車にイライラする自分がいます…

 「はぁ~」と溜め息をつき、心に疼くものを感じます。

 自分は何を望んでいるのだろう?と…

 そんな時、或る人の言葉を思い出しました。

 「好きなことができて楽しければ、それは地獄です…」

 「思い通りにならないことが救いだと思います…」

 なかなか胸に落ちない言葉です。

 また振り出しだな、と思ってしまいました…

 そういえば、離婚を決めた友人は拓郎の「斜陽」をよく歌っていたなぁ~。


14日…

2007-07-16 19:35:44 | 思うこと…
 14日は仏法を聞く日でした。

 この度は風連町よりS先生をお招きしました。

 「聞く、ということは得手や意功になってしまいます。自分勝手や自分の都合よくということです。大事なのは聞こえてくるということです。そうであったか!と頷く世界です。出あい、も色々ありますが出遇いなんです。遇といのは、たまたまです。予定ではないのです。たまたま、というところに賜るということがあります。賜るから有難く、勿体なく、お蔭様という世界が開けるのです。たまたま、であったという頷きなんですネ。」(法話より)

 う~ん、よいひと時でした。感謝!

「The法座」 ③…

2007-07-13 00:17:27 | お知らせ
 僧侶による勤行の様子です。

 おつとめが終わると再び、書道家が登場し「道」という字を描きました。

 そして、法話の時間となったのでした。

 お話をされた先生は「道とは途中ということです」と話されていました。

 「道」というテーマで開催されたこの度の「The法座」、華道、書道そして仏道…

 途中という言葉が何とも身に沁みながら残っています。

「The法座」 ②…

2007-07-13 00:16:49 | お知らせ
 書道家による実演です。

 最初に「華 光 香」と描いた後、この字を描いたのでした。

 最初の三文字は荘厳(おかざり)を表現しているのでしょう。

 華は仏華、光は灯明、香は焼香だと思います。

 声という字は声明ですから、この後、僧侶による勤行(おつとめ)が厳かに始まりました。

「The法座」 ①…

2007-07-13 00:16:17 | お知らせ
 7月7日、「The法座」終了しました。

 今年のテーマは「道」でした。

 フライヤーには書道家と僧侶のコラボレーションとありましたが、会場であります照願寺(札幌市、白石区)本堂には見事にアレンジされた華が添えられていました。

 おっ!華道ですか?

 観るものの眼をうばい、感嘆を与え、会場になじみつつ、存在感のある華でした。

 

書道家と僧侶のコラボ…

2007-07-06 01:13:41 | お知らせ
 昨年も紹介しましたが、今年も「The法座」が開かれます。

 真宗大谷派の札幌と札幌近郊の若い坊さんの企画です。

 今回はテーマを「道」として書道家と僧侶がコラボレーションをするから凄い…

 どうなるんでしょうね?

 でも、何かが伝わって来そうです。


と き  2007年7月7日(土) 18時会場 19時仏事厳修
ところ  札幌市菊水4条1丁目6-21 照願寺
料 金  前売り2,000 当日2,500


 僕らは何処に向かって
 歩もうとしているのだろうか?
 ささやかな希望を抱いては、
 不信と挫折に苦しみながらも、
 しょせん諦めか、居直りしかない……
 グレーな闇に安息を貪り、
 光の中にありながら輝こうともしない……
 そんな僕らに『仏道』は問いかける。

 

人間は間違う…

2007-07-03 17:41:29 | 思うこと…
 「被爆者を軽く見ているかのような印象に取られたとすれば申し訳なかった。これから先は講演で言ったような話はしない」と陳謝し、発言を事実上撤回した。

 防衛相の原爆投下を「しょうがない」と発言したことについてのコメントです。

 陳謝し撤回したということは、自分自身は間違いを起こす存在であることを理解したということですよね。ましてや政治家の発言ですから…

 私は「非核三原則」というのは、深い悲しみの中で「人間は間違う」という人間理解のうえに出した結論だと思っていました。
 
 人間は間違う。だから核は造らず、持たず、持ち込ませないのだと…

 最近耳にする「戦術核」というのも怪しいですね。

 間違わないと云うのであれば、それは人間の傲慢ではないのだろうか…
 

坊さんの遊び方…

2007-07-02 07:53:47 | 旅…
 断水で話題になった北見へ行ってきました。

 真宗大谷派、北海道教区主催の青年研修会です。

 テーマは「3年目の夏、玉葱のまちでバスケットマンと…」でした。

 北見の或るお寺の副住職さんがバスケットチームの仲間達に、お寺に集まって貰い「仏教」の話を聞き、酒を酌み交わし懇親をはかるという企画です。

 北見のバスケットマン達と全道各地の若き坊さんが集まり「さわやか」に朝まで飲んだのでした。新鮮な出会いでした…

 土曜の夜の開催だったのですが、ご存知のように坊さんには休みはありません…

 朝4時半に起床し、全道各地へ帰って行きました。

 「皆さんやりますな~」と思いつつ、私は車の中で爆睡でした…
 
 気が付いた時は、既に車は札幌まで戻っていました。

 何か前日の出来事が随分前のことのように感じながらも、いい出会いに顔がほころんだのでした。
 
 北見のバスケットマンの皆さん、ありがとう!