いい爺ライダー旅日記

人生再出発!人生の第二ステージに乗り出した爺のバイク旅を紹介します。

いい爺ライダー バイクで巡る明日香村

2015年09月04日 | 歴史を訪ねてバイク旅

9月4日(金曜)…台風の後も秋雨前線の影響なのか雨が続いていましたが、今日は久しぶりの晴天です。
5月1日に続いての明日香村ですが、高速道路(近畿自動車道→阪和道→南阪奈道)を走行して一気に明日香村を目指します。


明日香村は6世紀末から7世紀後半までの政治都市。天皇の宮殿が置かれた政治の中心であり、その諸施設の遺跡群が存在します。

《以下、「明日香巡り」に際してのネット調べ》

★飛鳥京⇒⇒ 現在の奈良県明日香村一帯に代々の天皇が宮を置き、また域内で遷宮を重ねた政治の中心地。 →Wikipedia《飛鳥京跡》

★飛鳥時代⇒ 推古天皇から元明天皇の平城京遷都まで。 →Wikipedia《飛鳥時代》 

★大化改新⇒ 中大兄皇子が蘇我入鹿を宮中で暗殺した政変。 →Wikipedia《大化の改新》

★藤原京⇒⇒ 飛鳥京の後に初めて計画的に造営された宮都。 →Wikipedia《藤原京》


 

 出発(8月4日[金曜] AM9時:30分) 

 出発時のODOメータは18182Km

高速道路(近畿自動車道→阪和道→南阪奈道)を一気に走行…目指すは『明日香村』!!

 

  橿原市へ到着した直後、急に空が曇って…
  

  一気に大雨になり、慌てて店舗の軒先で雨宿り…店舗は閉店なのかシャッターが閉ってた。
 
  20分ほど雨宿りしてたら雨が止んだ。 


  国道169を南へ走る。岡寺駅(近鉄)で左折し、野口交差点のセブンイレブンで休憩
 
  地図上に見学ポイントを巡った順番を書き込んだ地図です。ご参照ください。


見学ポイント①   コンビニのセブンイレブンにバイクを置いて、①の亀石まで歩いて往復。
 
  遊歩道はこの先もバイクで走れない…次の見学ポイント近くまでバイクで走ることにする。


見学ポイント②  天武・持統天皇陵の下の駐車場へバイクを停める。
 
 
 
  天武天皇とその皇后であった持統天皇が眠る八角形古墳。
全長約7.5mの横口式石郭があり、火葬骨を納めたと考えられています。


( 遊歩道を歩く )  天武・持統天皇合葬陵の左側の道を登って遊歩道に出ると、右へ行ってみた。
 
  進行方向の左側に聖徳中学校が…これでは歩く方向が逆だ! 反対方向へ進路変更~。

  のどかな田園風景だが蒸し暑くて…汗だくで歩きました。
 
  柿が少し黄色く色づいてる。


見学ポイント③  鬼の雪隠
 
  古墳の石室の蓋石とのことだが、逆さまになってるのかな?
 
 
  謎の石造物が、実は横口式石室の蓋とのこと、それにしても鬼の雪隠とは…


見学ポイント④  鬼の俎板
 
  古墳の石室の一部で、その底石であり、この上の蓋石が転がり落ちたのが鬼の雪隠…
鬼が通行人を俎で料理して雪隠で用を足すなんて…なんとも思わせぶりな伝説です。


見学ポイント⑤  欽明天皇陵、全長140m、後円部径約72m、前方部幅107mの前方後円墳

  6世紀後半の築造で、築造当時はもっと大きかったであろう、現在は後円部が大きく削られている。
 
 

 吉備姫王の墓は欽明天皇陵の南西方向すぐ近くにある。
 
  この墓は円墳であり、現在は欽明天皇陵の南の水田から掘り出された猿石が置かれている。
 
  猿石は製年代や製作理由も不明な石造物で、猿を思わせる顔をしています。
 
 
  顔の特徴から猿石には、僧、男性、女性、山王権現の名前が付いています。

ちょうど昼時になったので、セブンイレブンへ戻ってコンビニ弁当とお茶をイートインしました。


見学ポイント⑥  石舞台古墳
コンビニで昼食の後、バイクで石舞台古墳へ向けて走る。
 
日本最大級の石室をもつ上円下方墳です。→Wikipedia《石舞台古墳》
 
  この巨大な石の上には土が丸く盛られていた。
 
  墳丘の盛り土がはがされて巨大な石室がむきだしになってしまった。
   
  この横穴式石室に石棺が納められていた。
 
 
  
  ある筈の石棺が見つからなかったので復元制作したもの… →Wikipedia《石棺》
 
  石棺は凝灰岩で出来ていた…
 
  復元した石棺も凝灰岩なのかな? →Wikipedia《長持形石棺》


  万葉文化館にバイクを停める…
 
  古代文化に関する総合文化施設で、この日は日本画展をやってた。

見学ポイント⑦  酒船石へ行くには万葉文化館の駐車場横から山へ登ります。
 
  江戸時代の国学者・本居宣長の「菅笠日記」にも登場する謎の石造物。周囲は竹林でした。
 
  これも謎めいた巨石…いったい何の道具? 酒を絞るそれとも庭園の水を流す~
 


見学ポイント⑧    伝飛鳥板蓋宮跡であり、7世紀半ばの皇極天皇の宮殿。
中大兄皇子らによって蘇我入鹿が暗殺された「乙巳の変」の舞台となった場所でもあります。
 
複数の宮殿遺構が重なって発掘されており、この復元された石敷き広場は最上層のものだそうです。
 
 
復元された石敷き広場や大井戸跡は7世紀後半の40代41代天皇である天武天皇と持統天皇の
2代が営んだ飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらのみや)だそうです。 
Wikipedia《飛鳥浄御原宮》
 
 
  田圃の中に宮殿跡が発掘され、その一画にある石碑の前にバイクを停める。
 

 


この後、狭い農道を進み、甘樫の丘の前の道へ出た。
そろそろ帰る時間かな…というわけで、藤原宮跡の東側(天の香久山の麓)の道を通り、そのまま南阪奈自動車道へ向かうことにします。

 


 無事に帰りました~ (PM4時:15分)

 
ODOメーターは19412km
  今回は走行距離が120kmの日帰りツーリングでした。

 

高松塚古墳やキトラ古墳など、前回・今回のバイク旅では回れなかった見学ポイントが多く残っています。
まだまだ古代の歴史を巡る『歴史探検バイク旅』が続きそうです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。