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ミズカ

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知らざあ言ってきかせやしょうを訳してみた

2020-11-04 22:27:00 | 文学
知らざあ言ってきかせやしょうを訳してみました。
下記の参考ページ、書籍も見てみるとより楽しめると思うので是非見てみてください

知らざあ言ってきかせやしょう
文:河竹 黙阿弥

知らぬなら知らせてやろう
「石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」と石川五右衛門が残した歌の通りに、俺は七里ヶ浜の砂のように尽きることはない盗人である。
夜には盗みを働かした。少年の時は江の島の岩本院で寺の年季勤めをする稚児だった。
江の島に参詣に来た百味講の賽銭をくすねて博打をするうちに、盗んだ賽銭が百文二百文と増えていき、悪事が酷くなっていく。
岩本院に泊まっているお客の枕下の金を盗む事も度々で盗人連中の札付きになり、とうとう島を追い出され…
それからというもの、美少年を使った脅しで金を巻き上げ、あちらこちらで評判の音羽屋の似てないモノマネでゆすりをやった。
その名も江の島にえにし弁天小僧菊之助とは、俺のことだ

青砥稿花紅彩画(白波五人男)より

参考ページリンク
https://www.kabuki-bito.jp/special/more/kabukinokuni/post-kabukinokuni-01/ 

参考書籍
知らざあ言って聞かせやしょう 
著者河竹黙阿弥
編集者飯野和好, 斎藤孝
出版社 ほるぷ出版


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