シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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第37回全日本シャンチー(中国象棋)選手権終わる

2010-05-03 | 国内トーナメント
5月2日・3日、目黒区民センターで開催された第37回全日本シャンチー(中国象棋)選手権大会(主催:日本シャンチー協会、後援:中国大使館・東京華僑総会・社団法人日中友好協会、財団法人日中友好会館、協賛:米国ロサンゼルス錦江トラベル)は、日本唯一のアジア大師の称号を持つ山崎秀夫選手が2年ぶり6度目の優勝を飾りました。

前日の3ラウンドで3戦全勝の単独トップに立った山崎選手は2日目の緒戦、黄雅輝選手とのゲームを和にしたものの、続く第5ラウンドで同じ7ポイントの所司和晴選手を下すと、田口福夫、岡田蒸両選手を撃破、6勝1和の成績で2年ぶりの優勝を果たしました。6度の全日本優勝は徐永根選手に並ぶ記録です。

B級では今年発足した「トップアスリート育成プログラム」に参加している阿部秀俊選手が6勝1和の成績で優勝しました。「トップアスリート育成プログラム」は年間500時間シャンチーのトレーニングに取り組むことを目標に、指定教材の学習と週1回の研修会を行っているものです。わずか4ヶ月でその成果が出たことで、この試みが順調にスタートしていることを示しました。

表彰式では業者の手違いから会場にトロフィーが届かないというハプニングがあり、代わりに空の御祝儀袋で表彰を行うという前代未聞の椿事が出来、後日入賞者には個別にトロフィーが送られることになりました。

表彰式後に行われた恒例の懇親会には将棋プロ棋士・屋敷伸之九段夫妻も飛び入り参加、出場選手たちはお互いの健闘を讃え合い、来年の再会を誓い合いました。

この大会に後援をいただいた関係諸団体、及び奨学金を提供いただいた米国ロサンゼルス錦江トラベル沈浩(しん・こう)氏に心より御礼を申し上げます。

各級の入賞者は次のとおりです。(A級6位まで、B級4位まで)
A級:優勝-山崎秀夫(神奈川)、2位-黄雅輝(群馬)、3位-所司和晴(千葉)、4位-岡田蒸(東京)、5位-藤井湛次郎(埼玉)、6位-田口福夫(長野)
B級:優勝-阿部秀俊(東京)、2位-山田宏秀(神奈川)、3位-秋吉一功(千葉)、4位-鈴木彊(宮城)


熱戦の続く会場


局後の検討


コンピューターソフトを使っての検討


参加者最年少の松野晶一郎選手と最年長の渡辺騏一郎選手。年齢差72!


B級入賞者:左から鈴木、山田、戸川理事長をはさんで阿部、秋吉の各選手


A級入賞者:左から田口、所司、山崎、戸川理事長をはさんで黄、岡田、藤井の各選手


楽しい懇親会

※「トップアスリート育成プログラム」は常時参加者を募集しています。あなたもシャンチーの国際競技会に「日本代表選手」として出場することを目指しませんか?
http://blog.goo.ne.jp/jxiangqi/e/aa0415c02103c3fe93bf20d5d20e890e





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2 コメント

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いい思い出 ()
2010-05-04 12:01:39
まさか日本で楽しくシャンチー対局出来ると思わなかった、しかも日本人の愛好者方々もレベルがかなり高い、これから勉強しないと勝てないなあ~
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ありがとうございます (jxaingqi)
2010-05-05 10:50:56
王さん、全日本選手権大会にご参加いただきありがとうございます。

留学生の皆さんとの交流は私たちの活動の大きな柱です。これからも留学生の皆さんが参加してしていただける機会を提供していきたいと考えています。

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